あちこちでシュート三段目の小さな蕾が、蜜のような汁を出して食害されていました。
バラゾウムシかな?と思い探してみるも見つかりません。ホソオビアシブトクチバの食害跡とは違うように思うけど?と思い探してみると、食害跡のすぐそばに一匹の生まれたばかりの小さなイモムシが・・・これってオオタバコガの幼虫では?
オオタバコガといえば秋というイメージなんですが、7月の早くから出てくるのか?と思って調べてみると、第一世代が7月から現れるようです(奈良県の資料より)。
http://www.pref.nara.jp/secure/42654/7-3_tobacco_budworm.pdf
オオタバコガは難防除害虫として知られ、秋はオオタバコガ用の対策をしていないと酷い目にあいますが、幸運にも発生しない地域もまだあるようです。
他のヨトウガとは違い、ご丁寧に一個ずつ卵を産み、一晩に200個以上産卵するとか?スミチオン・オルトランなど昔ながらの薬剤は全く効果がない厄介者です。
第48話 オオタバコガの生態と防除法(病害虫・雑草防除ガイド【害虫と病気の話】) | シンジェンタジャパン
去年の秋、初めてオオタバコガの被害が出て大変な目にあった、というベテランの方もいますので、特に秋は気を付けてください。ヨトウムシの類の見分け方はこちら(大阪府の資料より)。