ゴールデンウィーク中、カレンダーの「赤字の日」にはずっとブログを書き続けてきましたが、本日が最終日となりました。
まずは繰り返しになりますが、お知らせとお願いです。
来る5月10日(金)~12日(日)、花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」に於いて「大阪ばら祭2024」を開催いたします。
大阪ばら祭2024 | 大阪の植物園-咲くやこの花館- (sakuyakonohana.jp)
コンテスト日程は、
一般・新人の部には、このブログをご覧の会員以外の皆様の出品を大歓迎いたします。
10日(金)と12日(日)は、お庭で咲いているばらを一枝(HT種・房咲種・ツルばら・イングリッシュローズ・オールドローズなど、系統や品種を問いません)お持ちください。
長さは「花首からフラスコの口まで50㎝以内」となっていますが、短くてもかまいません(20㎝以上あれば何とかなります)。
ちなみに昨年の「大阪ばら祭2023」の初日の「自由花1本競技」の様子です。
また11日(土)は開花した花3輪を、花首を2㎝程度に切って花だけを水鉢に浮かべる競技です。
この競技は「ミニチュア種は除く」という規定ですので、ミニばら以外の系統の花(HT種・フロリバンダ種・ツルばら・イングリッシュローズ・オールドローズなど)を3輪、短く(5~10㎝程度に)切ってご持参ください。
昨年の「自由花浮花競技」は、こんな感じでした。
ご出品に関してはベテラン勢がお手伝いいたしますので、「ものは試し」で是非お庭に咲いているばらをご持参ください。
なお、非会員の皆様でも当日に会場でご入会下されば(入会金¥1,000+年会費¥2,000をお願いいたします)「会員の部」に出品していただけますので、よろしくお願いいたします。
そして会員の皆様には、繰り返し繰り返しのお願いで恐縮ですが~~
ばら祭の前日(9日・木曜日)の午後2時から会場の設営、ばら祭最終日(12日・日曜日)の午後5時から会場の撤収作業を行ないます。
お時間のご都合がつく会員様には、是非ともお手伝いいただきますよう、心からお願い申し上げます。
さて、我が家の庭ですが、朝早くから時折パラパラと雨が来ていましたので、まずは「傘掛け」の作業に追われました。
昨日、ポールを地面に差し込んでありましたので、2時間程度で作業を完了しました。
しかし、すでに15m/secの南風が吹きつけており、
シトシトと降る雨にはビニール傘も有効ですが、今日~明日の強風を伴う雨には「無駄な努力」に終わる公算が大です。
で、このような大規模な作業をすると、必ず「事故」が起こります。
「ブルーシャトー」の一番立派な花首が犠牲になりました。
開花が始まったため嬉しくなって、ゴールデンウィーク後半戦のブログには花の画像ばかりを並べ立てました。
しかし、もちろん基本的な作業は常時続けていました。
まずは「枝直し」の作業。
画像は「ピンクラスター」ですが、「あけぼの」など、花首の曲がる品種には「添え木」を当てて、ステム~花首を真っすぐにすることが必要です。
枝が真っすぐになるまで1週間ほどの時間が必要です。
コンテスト出品の可能性があるステムには、開花1週間~10日前にこの作業を行いますが、「ガーデンで咲かせる派」の皆様には不要な作業です。
また、「枝曲がり」ではなく「首曲がり」のステムもあります。
これは花首の上部(蕾のすぐ下)に奇形の1枚葉が付くことによって、花首が「引き攣(つ)った」ように曲がってしまったものです。
これは「添え木」を当てても治療できません。
迷わず下の5枚葉1~2枚を付けて切り戻し、1.5番花に期待します。
この「首曲がり」の処理も「ガーデンで咲かせる派」の皆様には不要でしょう。
ただし「切花を楽しむ派」であれば「みっともない切り花」になってしまいますので、切り戻して1.5番花を楽しむのが良かろうと思います。
そうこうしているうちに、自作の接ぎ木苗に待望のシュート芽が見え始めたものが散見されるようになりました。
この先も次々にシュートが出ます。
充分に太いシュートが2本程度出たならば、接ぎ木後最初に出たステムは生え際から「ご苦労様カット」して、新しく出るシュートだけの株にします。
明石では午前11時頃から本格的な雨降りになりました。
その雨の前に、急いで採花した花の画像を並べます。
今日はこの3日の間にご紹介した品種との重複を厭わずに「エエ花」をUPします。
強香かつ巨大輪の花が咲いています。
鎌倉の大月啓仲先生の作出花です。
花芯の巻きが絶品です。
「香りの花競技」用に導入した品種ですが、良い香りながら期待したほどは強く香りません。
しかし幅の広い花弁がゆったりと開く花姿は魅力的です。
例の営利切花用の無名種。
1株しかありませんが、花数が揃って咲くのはさすがに切り花用の品種です。
(もう随分前に試作用として頂戴した株ですが、その後販売されたとは聞いていません。花弁数が多すぎて開きにくいことが難点なのでしょうか?しかしその分、花保ちは抜群です。)
切り花用品種と言えば、
我が家の「定番」の花になっている「パレオ90」も営利切花用の品種で、一般に販売されていません。
私が駆け出しのころ、コンテストの師匠である故・笹島辰子先生から穂木を頂戴し、伊丹ばら園で接いでもらった株が、今なお現役で花を咲かせています。
ず~~っと露地で栽培していますが、これをハウスで咲かせると「輝く山吹色」になるのだそうです。。。私は「濃い山吹色」で十分に満足しているのですが。
この品種も揃って一斉に咲きます。
HT種でありながら房咲性がありますので、大房咲に開花させて「香りの花競技」に出品することを画策しています。
6日先に迫った「香りの花競技」の日に房が咲き揃うかどうかがムズカシイ。。。
「香りの花競技」と言えば、上記以外にも、
これも有力候補でしたが、この2輪で「ネタ切れ」です。
在庫が無限?にある香りの品種は「エマニエル」です。
ご覧の通りツルばらですし、4~8輪の房咲きにもなります。
ツンと鼻腔に刺さる感じの薬っぽい香りです。
ただし防虫ネットの外に「むき出し状態」で咲いていますので、ブイブイ(カナブン/ハナムグリ)の餌になってしまう可能性が高いです。
「パパ メイアン」に勝てるのは、この品種かな?
もちろん我が家の顔も。
3~5輪の房咲きであれば「パパメイアン」には負けません。
「パパメイアン」の交配種ですので、これを出品したら「な~~んだ、パパやん!」と言われるでしょうね。
香りの品種から離れます。
鉢植えではありますが、コンテスト品種の最右翼が何とか間に合いそうです。
地植えの「手児奈」の開花まではまだ2~3週間かかりそうです。
やっと「それらしい花」が咲き始めました。
以下、コンテストとは関係のない品種です。
いずれも「ご近所さん」に行くことの多い品種です。
フロリバンダ種も少しご覧ください。
いずれも主蕾の除去をサボった株で、その主蕾が咲いています。
本格的な雨に降り籠められたゴールデンウィーク最終日の午後、たっくさん画像を並べ立てました。
失礼いたしました……と言いつつ、最後にコンテストに行くと思われる連中の「楽屋」をご覧下さい。
右下の黄色円内は、
例の「都大路」の奇形です。
明日から朝早くに出勤しますので、これが開花した時の画像をご覧に入れることができるかどうか……
何はともあれ、「大阪ばら祭2024」へのご出品、会場設営・撤収のお手伝い、くれぐれもよろしくお願いいたします。