関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

秋花剪定開始

日本列島の南に台風12号がある関係でしょうか、今日は残暑が少しばかり控え目な一日でした。

本日、秋花剪定を開始しました……とは言っても、超遅咲きのアンペラトリス ファラー(鉢植え2株)、ラ マルセイエーズ(地植え1株+鉢植え1株)、武州(地植え1株)の5株を剪っただけです。

今日は剪定をしている最中の写真を残していませんので、明日以降に「ブログ版・秋花剪定の方法」を掲載します。。。例年と変わらないとは思いますが……

秋花剪定を始めました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

(番外編)シュート枝の秋花剪定 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

 

本日も最初に少しだけ「夏花でもそれなりに咲いた品種」の画像を貼っておきます。

まずは定番の「魅惑」です。

9月2日 魅惑

8月20日頃の花よりもステムが良く伸び(40㎝程度)、花も大きく堂々としています。

 

9月2日 ピンク ラスター

これはシュート枝4段目の花です。

花芯もまとまりバランスの良い花が咲いていました。

この品種は「秋の本命品種」の一つです。

 

9月2日 ブランデー

 

9月2日 ひな鶴

 

9月2日 ロッシュ

 

9月2日 パレオ90

以上は4種はコンテストとは全く関係なく、「自宅で楽しむ品種」たちです。

 

9月2日 エリザベス  ハークネス

樹齢25年ほど経過して弱っていた先代さんのお世継ぎ候補として、2株接ぎ木しました。

古い品種(ハークネス・1969年作出)ですが、イギリス人好みの格調高い?花容です。

 

9月2日 レッド広島

この花は鉢植えに咲いた花ですが、多少涼しくなってステムが50㎝以上伸びるようになりました。

比較的早咲きですので、剪定は来週後半です。

 

すでに9月に入っていますが、まだこんなヤツが潜り込んでいました。

9月2日 コアオハナムグリ―1

9月2日 コアオハナググリー2

コヤツは、子供(幼虫)は根を食害するし、親になれば花弁を食害するし……いずれにしてもにっくき害虫です。

 

「明日の夕方は所により雨の所もある」という予報を目にしましたので、夕方定期薬剤散布をしておきました。

9月2日 定期薬剤散布

今日のレシピは、 

サルバトーレME(殺菌剤)……35㏄

プレオフロアブル(殺虫剤)……100㏄ 

アファーム乳剤(殺虫剤)……100㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

アファーム乳剤は先週も散布しました。

理由は裏の畑のナスやピーマン、ばらの根元に雑草として生えている大葉(青じそ)に

何やら細い青虫が付いて食害していますので、それを退治するために2週連続で使った次第です。

ダニ忌避のために混入しているバイオアクトは、秋本当が近づいた今、もう不要かもしれません。

来週の天気・気温を見てから考えます。

 

明日は鉢植えへの施肥の続きと、遅咲き品種の剪定をする予定です。

真夏でも「それなり」に咲く品種

今日も各地で猛暑日になっているようです。

しかし我が明石では、例によって35℃にはなりません。

本日の最高気温は13:53に32.2℃だそうです。

 

さて毎度申し上げる通り、私は真夏でも花を咲かせて楽しむ……という栽培方法をしています。

現在は4番花が咲いています。

世間の正統派の栽培書には「7~8月は樹を休ませるために蕾を摘む」と書いてあります。

私も初心者の頃には教科書通り夏期には蕾を摘んでいました。

しかし花を咲かせないことが本当に「樹を休ませる」ことになるのか、はなはだ疑問に思っています。

30年以上、3番花も4番花も咲くだけ咲かせていますが、それによって秋花が貧弱になっているとは思いません。

(日本ばら会の全国大会は毎年秋に行われていましたが、会長杯を3回、理事長杯を1回頂戴した花は、すべて夏の間もずっと花を咲かせ続けた株に咲いた花です。)

 

ただし、夏の花が見るに堪えない咲き方をする品種もあります。

例えば「白秋」

8月26日 白秋

ただでさえ花弁数の少ない花ですので、3番花・4番花は平咲きになります。

同様に「そどおり姫」も

8月26日 そどおり姫

「香久山」も

8月26日 香久山

いずれも花弁数が極端に少なく、その品種らしくない花容です。

(とは言え、私はそれでも切り花で楽しんでいますが……)

 

それに対して、多少花弁数が少なく花径も小さくはなるものの、十二分に美しく咲く品種も多々あります。

その代表が「魅惑」でしょうか。

まずは昨日の写真です。

8月26日 魅惑

高芯咲きの花形は春・秋と変わりません。

夏中咲かせ続ける品種としてはピカイチだと思います。

で、これは手前味噌ですが、

8月27日 魅惑(御神木)

我が家の御神木の今日の花ですが、覆輪の紅色の発色も芯の高さも昨日の魅惑とは別物です。

実は昨日の魅惑もこの御神木を穂木にして接ぎ木をした株(鉢植え)です。

それにもかかわらず、「同じ花」どころか「似た花」も咲きません。

御神木が植わっている場所の様々な要素が絡まり合って「御神木の花」になるのだとは思いますが、何回接ぎ木をしても御神木のお世継ぎにふさわしい株は出来ません。

 

「魅惑」と同様に真夏でも花容が変わらないのが「ユートピア」です。

8月26日 ユートピア

今年のシュート以外の葉が落ちやすいので樹勢を保つのには気を使いますが、優れた品種だと思います。

 

次に、コンフィダンス系も夏場に頑張っています。

8月27日 コンフィダンス

8月26日 コンフィダンス

 

8月26日 シージャック

8月27日 シージャック

シージャックは気温が極端に高い間は黄色が濃く発色します。

 

また初心者でも扱いやすい「メルヘンケーニギン」も、夏場に楽しめる品種だと思います。

8月26日 メルヘンケーニギン

ただし、春花以降フリル状の花弁がずっと出続けています。

8月27日 メルヘンケーニギン

このフリルは秋花にならないと解消しません。

 

真夏に赤色は暑苦しいかもしれませんが、

8月27日 レッド広島

8月26日 レッド広島

「レッド広島」も夏場に楽しめる品種です。

 

他に赤色品種では、往年の名花「クリスチャンディオール」も夏花を楽しめます。

8月27日 クリスチャンディオール

 

また「ラ マルセイエーズ」

8月27日 ラ マルセイエーズ

遅咲き品種ですので、現在3番花です。

 

同様に、超遅咲きで3番花が咲いているのが、

8月26日 アンペラトリス ファラー

ただし、ファラーは花が小さい小さい!フロリバンダ種よりも小さいかも。

 

以下、夏場でも「それなり」に咲いている花を並べておきます。

「3番花も4番花も咲かせる流派」に賛同してくださる皆様の、品種選びの参考までに。。。

8月26日 ガーデンパーティー

 

8月26日 ブランデー

 

8月26日 ピンクラスタ

 

8月26日 ダブルディライト

 

8月26日 清涼殿

 

8月26日 かがり火

8月27日 かがり火

 

8月27日 あゆみ

 

8月27日 狭山路

 

8月27日 光華

 

8月27日 マダムケイコ

 

8月27日 手児奈

 

8月27日 レッドクリフ

 

8月27日 化粧坂

 

8月27日 サンティー

 

8月27日 ニールダイヤモンド

 

8月27日 エリザベスハークネス

 

8月27日 ローラ

 

8月27日 舞扇

 

その他、フロリバンダ種は、

8月26日 プレイガール

 

8月26日 衣香

 

8月26日 サーシャ

 

というわけで、今朝の採花は、

8月27日

写真を撮りながらの採花は時間がかかります。

結果、鉢植えへの施肥は予定の半分(約80鉢)しかできませんでした。

8月27日 鉢植えへの施肥

レバープランツのボカシ肥料(大粒)を、8号鉢に6粒、10号鉢に10粒ずつ与えます。

鉢植えへの施肥はこれが最後。

今の時期に施肥をすることにより、1週間後から始まる秋花剪定の頃から肥料が効き始め、10月中旬の開花時には肥効が無くなりスッキリとした花が咲きます。

 

次の週末には遅咲き品種の秋花剪定が始まります。

「迷人(めいじん)」の快挙

ジャン!!

テッポウムシ―1

前回のブログではテッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)が株元から出す「大鋸屑(おがくず)」を合計7か所で発見したものの、ご本尊のテッポウムシを捕獲できず、古い樹皮をすべて取り除いた後、「大体この辺り」と目星をつけてカルホスの原液をスポイトで注入した(浸み込ませた)ことをご報告いたしました。

オオタバコガ&ゴマダラカミキリ - 関西ばら会 (hateblo.jp)

今朝も見回りをしておりましたところ、

テッポウムシの大鋸屑

樹齢30数年のツルばら「エマニエル」の根元に大鋸屑を発見しました。

テッポウムシが食害していることは100%確実ですが、自他ともに認めるテッポウムシ退治の「迷人」ゆえ、どうせご本尊は拝めないだろうという想定の下、「薬殺セット」を準備しました。

テッポウムシ退治「薬殺セット」

まずは「大鋸屑」が出ている周辺の古い樹皮をすべて取り去ります。

テッポウムシ退治

そしてピンセットで、樹皮の下のテッポウムシの食害痕=大鋸屑状になって柔らかい部分をガリガリと荒々しくできる限り掘り返します。

大概はこの時に大鋸屑の奥に潜んでいるテッポウムシをピンセットの先で潰しているだろう……と勝手に解釈しています。

ただし念のため近辺にカルホス乳剤の原液をスポイトで注入(浸み込ませる)して、その後3~4週間、再び大鋸屑が出ていないことを確認するのが「迷人」の常でした。

ところが今朝は違いました!

近辺の樹皮を取り除いていると、

テッポウムシ発見

いました!!!

ピンセットで引っ張り出しました。

テッポウムシ―2

テッポウムシを引っ張り出した穴

先週の記事では「虫体(クリーム色のイモムシ。今の時期は孵化直後で1㎝程度?)」と書きましたが、今日引っ張り出した虫体は3㎝弱ありました。

テッポウムシー3

もちろんこの後、情け容赦のない「フミツブース(ふみつぶす)」で処分しました。

テッポウムシ捕獲の「迷人」を自任していますが、さすがに今朝は快哉を叫びました。

 

今週も毎朝採花をしています。

ほとんどが4番花で、鑑賞に足るモノ足らないモノなど様々ですが、個々の画像は明日に回すことにして、毎朝の集合写真のみ並べておきます。

8月21日

 

8月 22日

 

 

8月23日

 

8月24日

 

8月25日



8月26日

 

4番花ともなると、さすがに「疲れ」て花弁数が極端に少ない品種が目立ち始めます。

その中でもイケてる品種及びダメな品種を、明日のブログでご紹介いたします。

 

最後に夕暮れ前、定期薬剤散布を終えました。

8月26日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

ポリオキシンAL水溶剤(殺菌剤)……40g

ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……100g

アファーム乳剤(殺虫剤)……100㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

明日は鉢植え株にこの夏3回目の施肥を行う予定です。

……本来は4回目の施肥のタイミングなのですが、今夏は暑さのために(私が)施肥をサボり気味で、1回分減っています。。。それでも我が家の階段に並ぶ鉢植え連中は文句も言わずに花を咲かせ続け、現在は4番花を咲かせています。

階段のコンクリの上は、おそらく連日50℃近くまで気温が上がっているはずですが。。。あなたたちは偉い!

オオタバコガ&ゴマダラカミキリ

現在午後4時過ぎ。

西に傾いたとはいえ、殺気を感じるほどの太陽がギラギラしています。

 

今朝、玄関から家内の声。

行ってみると、

オタバコガの食害

昨日採花して下駄箱の上に飾ってあった花ですが……

不自然に花びらが落ち(黄色の円)、その中に粉状の糞(赤色の円)。

上を見ると、ヤツがいました!(矢印)

オタバコガ

オタバコガの幼虫……辺りに糞をまき散らして花弁を激しく食害する嫌なヤツです。

この2~3週にわたって、採花した花の花弁に小さな「貫通痕」はありましたが、虫体は発見できませんでした。

残暑お見舞い申し上げます - 関西ばら会 (hateblo.jp)

週に1回の定期薬剤散布で、「親の蛾の産卵~孵化~1齢幼虫が蕾に潜り込む」というサイクルのいずれかのタイミングで殺虫剤が掛かり、2齢以降の幼虫を見ることがなかった……と判断していましたが、やはり殺虫剤のシャワーから運良く逃れるヤツもいるようです。

もちろんこの写真撮影の後、フミツブース(踏みつぶす)で処分しました。

 

午前中に地植え株の足元に生えている雑草を抜きました。

すると、草に隠れて見えなかった株元の地際に……

テッポウムシ―1

テッポウムシ―2

テッポウムシ―3

テッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)の食害を発見。

あちらでもこちらでも……合計7か所で見つかりました。

「大鋸屑(おがくず)」の出ているあたりの古い樹皮を取り去り、テッポウムシが食い入っている「穴」を見つけ、虫体(クリーム色のイモムシ。今の時期は孵化直後で1㎝程度?)を引っ張り出して殺処分するのが理想です。

テッポウムシ退治ー1

しかし、このブログで何度も書いていますが、私はテッポウムシ退治の「迷人」です。

この写真 のように樹皮を完全に取り去っても、虫穴を見つけ出すことができませんでした(7か所すべてで……涙)。

そこで、株元の木質部が柔らかくなっている部分(テッポウムシが食害した痕です)があれば、そこをピンセットの先でガシガシと激しく掘り、柔らかい大鋸屑分をすべて掻き取ります。

(この時に小さなテッポウムシを潰(つぶ)すことができているのではないか?と「迷人」は勝手に希望的観測をしています。)

さらに虫穴があると思われる部分に、

テッポウムシ退治―2

カルホス乳剤の原液をスポイトで注入します(虫穴の位置が分かりませんので、「大鋸屑」が出ていた辺りに大量に沁み込ませる……という方が実情に近いかも)。

今後しばらくの間は注意深く根元を観察して、再び「大鋸屑」が出ていないかどうかを確認します。

 

さて、台風通過後の採花状況です。

8月16日

 

8月17日

 

8月18日

 

8月19日

 

8月20日

秋花剪定まであと2週間。

ある程度の数をまとめて採花できるのも、その剪定の時までです。

(その後、秋花の開花までは剪定をしないフロリバンダ種がマンマイちゃんの花(仏壇花)になってくれます。)

 

【お知らせ】

過日、会員の皆様にコンテスト日程に併せて「大阪ばら展2023のお知らせ及びお願い」の文章をお送りしました。

その文章の中で、「一般/新人の部の種目変更」の説明文に誤りがありました。

2日目・10月21日(土)の一般新人の部・自由花浮花競技について、

(誤)また №13は葉が傷んでいたり枝が曲がっていたりしても関係ありません。
                           ↓
(正)また №07は葉が傷んでいたり枝が曲がっていたりしても関係ありません。

一部の会員様には訂正のお葉書をお送りいたしますが、ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

 

10月20日(金)~22日(日)の「大阪ばら展2023」には、関西ばら会の会員ではない方々にも出品していただける「一般/新人の部」が毎日1種目あります。

このブログをご覧いただいている皆様で、当日咲いている花(もちろんバラの花)がございましたら、是非とも会場にお持ちください。

活け込み、出品手続き等、会員がお手伝いいたします。

大阪ばら展2023 コンテスト日程(再掲)

会場で入会手続きをしてくだされば「会員の部」への出品も可能です。

どうか臆することなくご出品ください、お願いいたします。

台風直撃でした

台風7号は8月15日13時頃、明石市付近に再上陸して日本海に抜けていきました。

8月15日 13時

しかし、この時間帯の我が家は、

8月15日 13時頃

この程度の被害で済んでいます。

確かに朝から北風・東風は強かった(25m/sec以上)のですが、我が家は南西向きの斜面にあるため、北風および東風には比較的に強い位置に建っています。

そのため午前中は「風陰」となって暴風を直接受けることがなく、台風の目の中にある1~2時間は無風~微風、さらに夕方近くなってもそよ風程度でしたので、「余裕で台風通過」と気を許しておりました。

ところが夕方、暗くなり始める頃から西寄りの吹き返しの強風が吹き始めました。

我が家は西側が畑で風を遮るものがなく、直接に強風を受けます。

鉢がバタバタと倒れ階段を転がり落ちていくのがわかっていましたが、夜の間はどうすることもできず、翌朝暗いうちに起床して、倒れた約100鉢を起こす作業を行いました(真っ暗な中での作業でしたので、写真が残っていません)。

その作業を終えてから京都へ出勤しましたが、16日朝からの新幹線運休のお粗末に巻き込まれました……台風通過で気をもみ、早起きして鉢を起こす作業で体力を消耗した以上に、新幹線の乱れによって心も体もボロボロになりました。

ただ、今回は南風が吹かなかったことだけが救いです。

我が家にとっては南からの強風が最悪です……海まで直線距離で2㎞ほどありますが、南からの強風が吹くと風に乗って潮が上がり、塩害によってばらが全滅します(かつて3回、秋花が咲かなかった年があります)。

なお今回、倒れた鉢を1晩放置した結果、ステムがぐにゃりと曲がってしまった株が多数あります。

鉢が倒れたために曲がったステム

先日の講習会で台風対策をお話した際に「鉢は倒して台風が通り過ぎるのを待ちます」と多くの栽培書に書いてあることを痛烈に批判しました。

この画像をご覧いただけば納得していただけると思います。

これは「倒した」のではなく「倒れた」鉢ですが、数時間だけでも鉢を横にするとステムに修復不能の曲がりが生じ、観賞価値をなくしてしまいます。

台風が来るからと言って鉢を横に倒すのは愚の骨頂!台風通過まで、鉢をなるべく風の当たらない場所に移して垂直を保っておかねばなりません。

 

また、

強風で折れたステム

こんな 枝や、

 

強風で折れた蕾

こんな 蕾や、

 

強風で折れた枝

こんな 枝もありますが、秋花剪定まであと2週間程度。

切り戻しをしても新梢が伸びる前に剪定で切り落とすことになりますので、見た目は良くありませんが(面倒くさいので)そのまま放置してあります。

 

ただ、強風により折れた擦れたりした箇所から病気が発生することがあります。

で、本日夕方、薬剤の定期散布を行いました。

8月19日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

トップジンM水和剤(殺菌剤)……65g

プレオフロアブル(殺虫剤)……100㏄ 

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

ローテーションの結果、7月30日と全く同じ薬剤になりました。

 

明日は、地植えのばらさんの足元に雑草が目立ち始めましたので、涼しいうちに草抜きをします。

台風の進路が気がかりです

七十二候「寒蝉鳴」の今日もまた猛暑が続いています。

明石のアメダスは午前10:29に34.9℃……今年2度目の猛暑日になるか?と思ったのですが、これが今日の最高気温のようです。

しかし気象衛星の画像で南の海上を見ると、台風7号のパッチリと目を見開いた渦巻きが見えています。

15日にはどうやら紀伊半島に上陸して近畿地方を直撃する確率が非常に高いようです。

8月6日の「やさしいばらの育て方」講習会でも冒頭で台風対策をお話いたしましたが、地植え株は1株に2~4本の農竹を差し込み、主だった幹を縛り付けて強風によって株全体が揺れることを防いでください。

鉢植えはなるべく風の当たらない場所に移動してください。

……というのが理想的な台風対策ですが、なかなか実行は難しいもの。

特に今回の台風7号は、現在(13日16:00)の段階で965hPaまで気圧が上がって「強い」レベルの台風になっています。

紀伊半島~近畿に到達する15日午後には980hPaまで弱まっている……という気象庁の台風予報ですので、内心は大して緊張感はないのですが(と言いつつ、つい先ほどの15:50発表の進路予報を確認すると、15日15:00の位置は、なな……何と、明石になっています!)。

気象庁8月13日15:50発表の台風7号進路予報図

まあ、講習会で強調いたしました通り、秋花剪定後2~3週間目の台風は秋花にとって致命傷になりますが、現在はまだ剪定前ですので、7号に関しては台風対策も手抜き気味です。

とは言うものの4mほど伸びたツルばらを、今日の午前中にしっかりと農竹に縛り直しました。

8月13日 処理前のツルー1

8月13日 処理後のツル―1

8月13日 処理前のツル―2

8月13日 処理後のツル―2

 

さて、この1週間の採花状況ですが、3番花及び4番花が咲いています。

8月7日

 

8月8日

 

8月9日

 

8月10日

 

8月11日

 

8月12日

 

8月13日

 

さすがに4番花になりますと花も小さく、花弁数も少ない「夏バテの花」が多くなります。

しかしフロリバンダ種はもともと花弁数が少ない品種も多く、この時期でも十分に目を楽しませてくれます。

8月13日 優花

 

8月13日 ジョージバーンズ

 

8月13日 マーガレットメリル

 

8月13日 イントリーグ

 

7月17日の記事で、シュートピンチした後に2段目が伸びない場合の処理法をお伝えしました。

鉢植えの施肥+整枝など - 関西ばら会 (hateblo.jp)

7月30日の記事では、その芽が伸び始めたことを報告いたしました。

8月6日(日)やさしいばらの育て方講習会です - 関西ばら会 (hateblo.jp)

7月30日 伸び始めた芽

その続報ですが、芽は順調に伸びています。

8月12日 伸びた2段目

最上部には蕾が乗り、上部の芽が多数動いていました。

8月12日 伸びた2段目ー2

①よりも上の芽はすべて「葉」または「ヒゲ芽」となって動き始めていました。

そこで②の芽の上をシュートピンチ(②の芽のすぐ上ではなく、①の葉のちょっと下をピンチ)します。

8月12日 シュートピンチ

本来は爪を立てて折り取りますが、シュートがやや硬くなっていましたので、今回はハサミで切りました。

8月12日 シュートピンチ終了

②の芽がシュートの3段目として伸びて、今月末~9月初旬にまたピンチのタイミングになります。

その時にまた上部をピンチしますが、そのピンチがちょうど秋花剪定の代わりになり、そこから伸びた4段目に秋花を咲かせます。

 

10月20日(金)から22日(日)まで、いつも講習会を行っている長居植物園の「花と緑と自然の情報センター」の2階アトリウムで「大阪ばら展2023」を開催いたします。

そのコンテスト日程が出来上がりました。

「大阪ばら展2023」コンテスト日程

会員様宛に会場の設営・撤収のお手伝いをお願いする文書とともにお送りする準備は出来ているのですが、台風の最中に郵便屋さんに配達していただくのは申し訳ないと思い、台風通過後に発送することにしました。

お知らせがちょっと遅くなりますがご容赦ください。

秋花剪定の準備などがあると思いますので、コンテスト日程のみ、掲載しておきます。

 

さて、15日の火曜~16日の水曜に来襲する台風7号、大変気がかりです。

近畿・四国・北陸そして東海地方にお住いの会員の皆様に被害の出ないことを、心よりお祈りいたします。

残暑お見舞い申し上げます

「涼風至」の立秋から明日は「寒蝉鳴」へと七十二候は移ります。

「寒蝉」……ヒグラシやツクツクボウシの類ですが、確かに昨日の夕方、ツクツクボウシが鳴いているのが聞こえました。

しかし日中は酷暑の連続で、ばらの作業も昼間は命の危険を感じますので自粛しております。

毎度申し上げますが、海風の吹き込む明石や神戸では、アメダスの記録では極端な高温にはなりません。

実際に明石のアメダスでこの夏に猛暑日(35℃超え)は8月5日の35.3℃の1日だけです。

でも、我が家の鉢植えのばらさんたちは階段のコンクリートの上に直接置いてありますので、日中は多分40℃超えの環境にあると思います。

8月12日 階段の鉢植えたち

それでも朝1回だけの灌水で我慢するように躾(しつ)けてあります。

彼らは健気に下葉も落とさずに主人の言い付けに従ってくれています。

ただよく観察してみると、

8月12日 葉の火傷

黒星(黒点)病ではありません。

葉の表面が焼けて茶色くなっています……とりあえず「火傷(やけど)」と勝手に呼んでいます。

また、暑さのために変な咲き方をした株がありました。

8月11日 暑さのため?-1

8月12日 暑さのため?-2

品種はプレイガールですが、節の所から芽が出ましたので「土用シュート」だと思っていたところ、1週間ほどで変なステム(?)に花が咲きました。

それはさて置き、昨日、鉢植え株に関して夏の必須の作業である「カルホス灌注」を行いました。

5~7月にブイブイ(カナブン・コガネムシ)の類が飛来して、花弁を食害するとともに地中に産卵します。

地中で卵が孵化すると、イモムシ状の幼虫が白根を激しく食害します。

ブイブイの幼虫

地植えであれば大して気にしなくても構いませんが、鉢植えは樹勢に影響します。

根元がグラグラする、シュートの下葉が黄変して落ちる、他の株よりも早く水枯れしてステムが首を垂れる、秋花剪定後のステムの伸びに勢いがなく短いうちに蕾が付く等々の症状があれば、鉢の中でブイブイの幼虫が白根を食害している可能性があります。

8月11日 ブイブイの幼虫対策

そこで私は、お盆の頃に鉢植えにカルホス乳剤1000倍を、8号鉢には1~2ℓ、10号鉢には2~3ℓ灌注することにしています。

以前は7月中旬と8月中旬の2回この作業をしていましたが、8月中旬の1回だけでも95%以上は退治できています(12月の鉢の土替えで確認できます)ので、これで良しとしています。

もちろん100%の退治を期するならば、2回の灌注をお勧めします。

私はカルホスを灌注しますが、ダイアジノン粒剤を6・7・8月に鉢土の上にパラパラと撒いておいても退治できます。

灌注している最中に、鉢土の中から這い出してきたヤツがいました。

ドウガネブイブイ―1

ドウガネブイブイ―2

ドウガネブイブイ―3

7月17日のゴマダラカミキリ

鉢植えの施肥+整枝など - 関西ばら会 (hateblo.jp)

これ ほどの迫力はありませんが、大型のコガネムシです。

記念写真の後に「フミツブース(踏みつぶす)」で処刑しましたが、体内から大量の卵が出てきました。

随分「晩熟(おくて)」のメスでした。

 

また、本日採花した花ですが、

8月12日 シーアブリス

花弁に貫通痕がありました。

もっとひどいのは、

8月12日 白秋

8月12日 マダムヴィオ

明らかにオオタバコガの「穴」です。

しかし虫体を発見することは出来ませんでした。

私が定期散布で使用している殺虫剤は、ジェイエースを除いてすべてオオタバコガに適用登録のある薬品ですので、卵が孵化して1齢幼虫となって蕾に潜り込んだ段階で退治できているのだと判断しています。

つまり孵化直後の幼虫が蕾に潜り込む時にできたのがこの貫通痕です。

とは言うものの、念のためオオタバコガ対策も兼ねて、夕方に定期薬剤散布をしました。

 

8月11日の薬剤散布

カルホス乳剤(鉢植えに潅注・ブイブイの幼虫対策)……400cc

水……400ℓ

 

8月12日の薬剤散布

定期薬剤散布

本日のレシピは、

フルピカフロアブル(殺菌剤)……40㏄

ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……100g

ディアナSC(殺虫剤・オオタバコガ対策)……30㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

明日は台風対策を午前中に行う予定です。

8月の講習会 終了しました

猛暑の中、何とか8月の「やさしいばらの育て方」講習会を終えることができました。

8月6日 長居公園入り口

 

8月6日 長居植物園入り口

 

花と緑と自然の情報センターまで行く途中、日の当たる場所の人影はまばら。

8月6日 長居公園内―1

8月6日 長居公園内―2

 

周回道路脇には、夏の草花が咲いています。

フヨウ

 

アサガオ

 

タカサゴユリ

 

サルスベリ

 

ひまわり

 

イチョウギンナン

 

ベゴニア―1

ベゴニア―2

 

珍しい(?……私が知らないだけかも)花も。。。

フウリンブッソウゲ―1

フウリンブッソウゲ―2

 

マンデビラー1

マンデビラ―2

 

サンパラソル

 

そして極めつけは、

チユウキンレンー1

チユウキンレンー2

 

炎天下、そんな花々を愛でながら会場に到着。

猛暑の中ですので、参加者はいつもよりは少なめ。

しかし10名を超す熱心な方々が集まってくださいました。

講習風景―1

講習風景―2

講習風景―3

講習風景―4

講習風景―5

講習風景―6

会員のHさまがご持参くださった鉢植えをサンプルにして、御覧のように「秋花剪定」が完了しました。。。んが、今日切った枝には9月初旬に花が咲きますので、本来の剪定時期の9月上旬には、もう一度改めて剪定しなければなりません。悪しからず。

 

今朝の我が家の採花は、

8月6日

シーアブリス

天井の防虫ネットが無くなったシーアブリスを、団体で「収穫」しました。

また、今朝一番のベッピンさんは、

ピンクラスタ

 

台風6号の動きを気にしつつ、明日からまた京都に出勤します。

本日、講習会に御出席してくださった皆様、ありがとうございました。

明日(6日)やさしいばらの育て方講習会です

前回のブログでもお知らせいたしましたが、明日(6日)午後2時から4時まで、長居植物園 花と緑と自然の情報センター1階にて、定例の「やさしいばらの育て方」講習会を開催いたします。

今回のテーマは8月・9月の手入れですが、実習も含めて9月初旬に行う「秋花剪定」のお話が中心になると思います。

もちろん剪定前後の管理法(施肥・整枝・薬剤散布など)もお話いたします。

折から台風6号が近づいておりますので、台風対策についても細かくお話いたします。その他、普段のばら栽培でお困り事、相談事等がございましたら、お伝えください。

わかる範囲でお答えいたします。

なお、例によって会員様以外は原則として予約が必要(花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788)ですが、当日、会場でも受け付けますので、お気楽にご参加ください(教材費¥200をお願いいたします)。

熱中症警戒アラートが発令中ですので、どうぞ御無理のないようにお越しください。

 

さて、台風6号ですが、V字ターンして九州の南まで来てまたまた90度曲がって九州を南から串刺しにする予報が出ています。

兵庫県の週間天気予報では9日(水)に「雨で暴風を伴う」となっています。

台風の中心からはるかに離れているのに暴風?と疑問に思って、Windy

Windy: Wind map & weather forecast

を見ると、9日に台風の直撃を受けて中心が通過する九州の陸地は風速5~10m/sec であるのに対して、紀淡海峡鳴門海峡明石海峡近辺は15~20m/sec の風速になっています。

そこで3月から庭に張ってある防虫ネットを急遽取り外しました。

取り外した防虫ネット

庭がすっかり明るくなりました。

防虫ネットを取り外した庭―1

防虫ネットを取り外した庭―2

天井のなくなった「シーアブリス」たち

従来は8月下旬に取り外していましたが、昨年はツルばらの梅雨明け剪定の前に撤去していたようです。

防虫ネットを外しました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

地球の気候がすっかり変わってしまい、8月にも「非常に強い」レベルの台風が来襲する時代になりましたので、防虫ネットの取り外しは7月下旬~8月上旬というのを慣例化した方が良いのかもしれません。

 

この1週間の採花状況です。

7月31日

 

 

8月1日

 

8月2日

 

8月3日

 

8月4日

 

そして本日。

8月5日

平日は出勤前のわずかな時間で採花しますので、1本1本の画像を残すことができません。

今日はちょっとだけ記念写真がy撮れました。

清涼殿

 

ドリーパートン

 

優花

 

夕方、定期薬剤散布を行いました。

8月5日 定期薬剤散布

今日のレシピは、 

サルバトーレME(殺菌剤)……30㏄

コテツフロアブル(殺虫剤)……50㏄ 

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

何はともあれ、明日の講習会、充分体調にご注意いただきながら、お出ましください。

8月6日(日)やさしいばらの育て方講習会です

今日も猛暑が続いています。

昼間の庭作業は命にかかわりますので、冷房の効いた書斎で撮りためたばらの画像の整理をしています。

 

来週の日曜日(8月6日)午後2時から4時まで、長居植物園 花と緑と自然の情報センター1階にて、定例の「やさしいばらの育て方」講習会を開催いたします。

今回のテーマは8月・9月の手入れですが、実習も含めて9月初旬に行う「秋花剪定」のお話が中心になると思います。

もちろん剪定前後の管理法(施肥・整枝・薬剤散布・台風対策など)もお話いたします。

お困り事、相談事等がございましたら、どうぞご遠慮なくおっしゃってください。

わかる範囲でお答えいたします。

猛暑の中ですので、どうぞご無理のないようにお出かけください。

なお、例によって会員様以外は原則として予約が必要(花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788)ですが、当日、会場でも受け付けますので、お気楽にご参加ください(教材費¥200をお願いいたします)。

 

さて、今日の我が家の様子を御覧ください。

猛暑とは言え、昨日までと同様、我が明石では猛暑日になっていません。

今日は14時03分に34.1℃が最高気温です。

7月30日 その1

ツルばらの懸崖部分が無くなり、スッキリとしています。

鉢植えにはほとんど色(花)が見られません。

7月30日 その2

しかし近づくと、わずかに花が咲いています。

このエリアはフロリバンダ種を50鉢ほど並べてあります。

毎年お話いたしますが、私はフロリバンダ種の秋花剪定を行いません。

ず~~っと咲かせ続けて、剪定後の9月~10月初旬のHT種の花がない間の「マンマイちゃんの花(仏壇花)」にしています。

春~初冬まで咲かせ続けるために、特殊な剪定・整枝を行っています。

1番花・2番花・3番花は普通通りですが、3番花が終わった段階(ちょうど今です)で2番花が咲いたステム(の上部)の良芽まで深切りをします。

そこから伸びたステムで4番花、そのステムを剪定して5番花を咲かせます(この花がHT種の剪定後で花のない時に咲くマンマイちゃんの花です)。

5番花が終われば、4番花を咲かせたステム(の上部)の良芽まで深切りをします。

そこから伸びるステムで6番花、そのステムを剪定して7番花……もう木枯らしの吹く時期になっています。

7月30日 その3

階段にいるコンテストの主力選手たちは御覧の通りコンクリートの上に直接置いてあります。

7月30日 その4

7月30日 その5

1日1回(朝)の灌水で我慢するように「躾(しつけ)」をしてあります。

今のところ下葉が黄変して落葉する状態にはなっていません。

むしろ地植えの方が、品種によっては黄変して落葉間近です。

7月30日 地植えの「コンフィダンス」

7月30日 地植えの「ブランデー」

我が家は丘陵の斜面を切り取った粘土質土壌の上に建っていますので、水はけが良くありません。

そこで30数年前にばらを始めるにあたっては、植え床全面を1mの深さに掘って、底に排水を良くするために孟宗竹を敷き詰め、用土にはココナッツチップや長繊維ピートモスなど様々な土壌改良剤を入れてあります。

そのおかげで現在では水はけが良い上に水保ちも良い状態になっていますので、地植え株に灌水することは基本的にはありません(根が十分に成長していない植えて2年目までの株には灌水することがあります)。

ただ、今年の夏のように「気象庁始まって以来」という暑さの記録が出続けて、下葉が黄変する株が増えるようならば、灌水の必要が生じるかもしれません。

7月30日 その6

7月30日 その7

7月30日 地植えの「シーアブリス」

我が家の主力中の主力・4番打者のシーアブリスは、3番花のステムの大半が天井の防虫ネットに触れています。

2.4m以上の高さに達しているわけですが、あと1ケ月、ネットを除去するまでは放置しておきます。

なお、梅雨明け剪定を終えたツルばらの根元は風通しも陽当たりも良好な状態になっています。

7月30日 ツルばらの根元―1

7月30日 ツルばらの根元ー2

7月17日の記事で、ピンチをした後に伸びが止まってしまったシュートの処理方法をお伝えしました。

鉢植えの施肥+整枝など - 関西ばら会 (hateblo.jp)

シュートピンチ後、伸びない芽の処理

2週間経過した現在、この芽は動き始めています。

7月30日 動き始めた芽

7月13日にも書きましたが、このように「一旦ケチの付いたシュート」に一流の秋花を期待することは出来ません。

この秋は家庭用切り花レベルで終わります。

ただし、来春は「二毎芽(にまいめ)剪定」をすることにより秀花の咲く可能性がありますので、大切にします。

 

さて、今朝の採花状況とこの1週間に咲いたエエ花を並べておきます。

品種選びのご参考までに~~

7月30日

以下、7月24日分。

白秋

 

香久山

 

ローラ

魅惑

 

コンフィダンスー1

 

コンフィダンスー2

 

ジー

 

マーガレット メリル

 

チルダ

 

ひな鶴

 

以下、7月25日分。

ユートピア

 

みつえ

 

以下、7月29日と30日分。

魅惑

 

メルヘンケーニギン

 

シーア ブリス

 

コンフィダンス

 

シージャック

 

ブランデー

 

武州

 

丹頂

 

ユートピアー1

ユートピアー2

 

メイドオブオーナー

 

ロージクリスタル

 

清涼殿

 

レッド広島

 

ダブル ディライト

 

レディー ラック

 

ラブ アンド ピース

 

鎌倉

 

イントリーグ

 

うらら

 

かがり火

 

ザ フラッシュ

 

コンフィダンス……の奇形

そして、当ブログでは初登場。

熊本の唐杉純夫氏発見のフロージン82の枝変わり品種。

南の関―1

南の関―2

今年の1月に穂木を頂戴して接ぎ木をした株です。

本来は10月の秋花まで咲かせたくはない新苗ですが、「八甲田」同様、待ちきれなくなって咲かせてしまいました。

私がこの3年ほど集めている絞り品種で、新たなコレクションができました。

 

最後に定期薬剤散布です。

実は現在16時30分。。。まだまだ高温(明石のアメダスでは29.3℃)で散布できる状態ではありません。

が、1時間ほど後に散布予定の薬剤です。

7月30日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

トップジンM水和剤(殺菌剤)……65g

プレオフロアブル(殺虫剤)……100㏄ 

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

涼しい書斎で長々と書きました。