関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

今年初めての薬剤散布

うららかに晴れ渡った春の一日。

丸一日、ばらの作業をしました。

 

平日は朝も早から出勤のため、庭の見回りも出来ませんが、

今朝は1週間ぶりに じっくりと観察。

先週末は雨天のために薬剤散布が出来ませんでしたが、

今朝見ると、心配していた通り、あちこちの葉っぱに食われた痕が。。。

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これらはすべて防虫ネットの中の株たち。

どうやって親の蛾が入り込むのでしょうか?

 

食害された葉を注意してみると、犯人(犯虫)が見つかることもあります。

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もちろん「テデトール」で秒殺です。

 

夕方、今年初の薬剤散布をしました。

我が家の噴霧器は、こんな感じの電動噴霧器です。

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左が噴霧器で MARUYAMA MS156 という機械。

20年以上使った先代さんの後を引き継ぐ 二代目です。

近くのJAさんにお願いして購入しましたが、結構 エエ値段 でした。

右は動力の電動モーター。

先代さんを動かしていたものをそのまま使っていますので、

もう30年以上働いています。

さすが、世界の三菱モーターです。

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ホースは20m。

しかし、このホースが曲者(くせもの)で、

薬剤散布中は 硬く そして 重くなります。

散布場所を移動する際に ホースが思わぬ動き(曲がったり跳ねたり)をして、
大切な芽やステムを損傷することがしばしばあります。

特に今の時期は芽が柔らかいため、「事故」がしばしば起こります。

恐らく、新芽を損傷する事故は、この薬剤散布時のホースが原因になることが一番多いと思います。

 

で、本日の薬剤メニュー。

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ジェイ エース(オルトランのジェネリック薬)……50g

フルピカ……25CC

アプローチBI(展着剤)……60CC

水……75ℓ

 

明日は、接ぎ木苗の鉢替えの様子を報告します。

サヨナラ~した品種たち その4

雨の日曜日。

庭仕事が出来ず、PCに向って 大阪ばら祭2021 に関して

役所に提出する書類を作成しています。

 

1ヶ月ぶりになりますが、かつて我が家にいた品種について書きます。

 

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青龍(オンディーナ×マダム ヴィオレ)

1992年・小林 森治 氏の作出花(品種登録は1999年)で、

最も ブルーに近いばらとして有名です。

小林氏とは直接面識がありませんでしたが(2006年没)、青ばらに対する並々ならぬ情熱についてはしばしば耳にしておりました。

FL種の たそがれ(1977年作出)は強健な品種で栽培も容易ですが、

この 青龍 は樹勢が弱く、耐病性にも欠けていますので、

3.4年で衰弱して サヨナラ~した品種です。

 

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杏里(ヤーナ×マダムサチ)

鎌倉の大月啓仲先生の作出花で、1994年のJRC銅賞受賞花です。

オレンジがかった杏色、弁端はピンクぼかし。

弁裏はクリーム色、パステルカラーの上品な色合いの花です。

強健な品種で、我が家では20年以上8号プラ鉢で生育していました。

芯の締まり具合が コンテスト向きではないため

サヨナラ~してしまいましたが、庭植えには良い品種だと思います。

 

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ローズオオサカ 1

先週 3月15日の記事でもご紹介した ローズオオサカ(旧名 マイレイコ)です。

寺西 菊雄 氏、2000年の作出花です。

日が当たると 輝くような緋赤色に目を奪われます。

 

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ローズオオサカ 2

ただし  のように雨に当たると花弁にキズができやすい弁質でした。

もちろん温室栽培したり、傘で雨対策をすればよいだけの話ですが。。。

トゲの多いステムに手を焼いて、我が家からは消えてしまいました。

強健でよく生育しますので、ばら展会場などで「赤いバラが欲しい」という初心者にはお薦めしています。

雨になりそうですね

春分の日です。

鼻水・くしゃみ・涙目の症状は治まっています。

 

平日は仕事に出かける身としては

週末にまとめてばらの作業をしたいところですが、

どうやら今日~明日の天気は荒れ模様になるとの予報。

庭仕事が出来そうにありません。

 

我が家の今朝の様子です。

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ツルばら(荒城の月)の花枝が20㎝以上伸びています。

本来ならば、これだけ伸びると定期薬剤散布が必要になります。

今日はこれから雨になりそうですので、夕方の散布は無理。

明日、夕方までに雨が上がり、葉が乾いていたら散布できるのですが、

ひょっとしたら 来週の土曜スタートになるかもしれません。

(そうなれば 多少は害虫が発生するでしょう。)

 

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ネットで覆われた地植えの連中の芽も、5~10㎝伸びています。

 

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鉢植えは10~15㎝といったところでしょうか。

もちろん、早咲きと遅咲きで芽の伸び方が違います。

これまで御紹介したモノでは、

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古枝の「節」で剪定した 高雄 ……これは早咲きです。

2芽とも伸ばしています。

左の成長の良いステムに(コンテストを意識した)花を咲かせ、

右の芽は蕾が乗った段階で、5枚葉の上でピンチする予定です。

もしも左のステムをコンテストに出品するならば、

60㎝以上の長さを必要としますので

ステムの根元(生え際)から切ることになります。

その際にこの古枝から葉が無くなるのを防ぐため、

右の芽を「光合成要員」として確保します。

 

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2月12日の記事で「二毎芽(にまいめ)剪定」のサンプルにした

ビクターボーグ ……これは遅咲きです。

各枝2芽ずつ伸び始めていますが、まだ5㎝も伸びていません。

 

1月9日に接ぎ木した連中。

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このビニールポットの底を見ると、

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白根が底から顔を出し始めました。

そろそろ 鉢を大きくする時期です。

んが、やはり今日~明日は雨の予報。

鉢替えの作業も 来週回しになってしまいそうです。

接ぎ木いろいろ2

ブログ担当者は昨夜来、サラサラとした鼻水とくしゃみ、涙目に苦しんでいます。

一昨年、「バラ科の花粉症」という診断を、信頼すべき耳鼻科医に下されました。

スギやヒノキ・ブタクサなどの風媒花とは違って、

バラ科は虫媒花ですので、通常は「花粉症」は考えられません。

しかし、イチゴ農家や花屋さんの「職業病」としてバラ科の花粉症が存在することは、耳鼻科の専門医にとっては周知の症例だとか。。。

そういえば、確実園の前野さんも「バラ花粉症だ」とおっしゃってました。

 

ただ、今回の私の症状は……まだばらの花の季節ではありませんので、何なのでしょうか?

バラ科……梅や桃、イチゴの花は咲いています。

京都では昨日 桜の開花宣言が出ました。

その花粉症?ウ~~ム わからん。。。

ひょっとしたら、pm2.5 とか 黄砂のアレルギーかもしれません。

 

それはさておき、14日・日曜日の我が家の様子をお知らせします。

 

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1月9日に接ぎ木した連中の その後の様子です。

右は、ずっと御紹介している アドミラルロドニー ですが、

「節」の部分を穂木に使い、2月の初めには5~6芽が動き出しました。

3月も中旬になりますと、その中の勢いの良い芽が2~3本、ステム(茎)となって伸び始めました。

一方、左の イントリーグ は、業者さんの接ぎ木のように

1芽だけの穂木を接いだものです。

勢いの良いステムが ギュンと伸びて、先端には蕾が乗りました。

(成長を促すため、すでに5枚葉の上でピンチしてあります。)

業者さんであれば、蕾をピンチせずに咲かせ、4月中旬~5月上旬に

見栄えの良い「新苗」として販売しますので、1芽(または2芽)だけの接ぎ木をなさるのだと思います。

ただ、穂木の部分が株元の「クラウン」に成長した段階では、

「節」を使った接ぎ木の方が 「隠れた芽」「内包する芽」が多い(=後々のシュートの基になる芽が多い)ように思い、私はできるだけ「節」の穂木を使っています。

これは、何ら科学的な根拠や実験データがあるわけではなく、

単なる「気がする」だけの話ですので、読み流してください。

 

接ぎ挿しも順調です。

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3月末には、別々の鉢に植え替えが出来そうです。

発根の様子など、その際に写真で御紹介しようと思います。

これらの苗がうまく生育すれば、今年の年末には「安価な接ぎ木」などという紹介ができるかも。

 

野ばらのツルの途中に接いだものは、生きてはいますが元気よく芽が伸びません。

パラフィン コーティングが厚すぎたのかもしれません。

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パラフィンに割れ目が入り、芽が動き始めていることだけは確かなのですが。

これも 引き続き報告いたします。

鶴見緑地のバラ園

昨日(3月14日)は、春のばら展「大阪ばら祭2021」の打ち合わせのため、

中須前会長(現・顧問)と二人で、会場である「咲くやこの花館」に行ってきました。

 

天気の良い日曜日の昼過ぎ、時間がありましたので、私一人で緑地公園内を散策しました。

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この風車の隣に バラ園があります。

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2006年の世界ばら会議・大阪大会のシンボルローズである ローズオオサカ がありました。

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この品種は 私がまだ「駆け出しの若僧時代(1995年頃)」に、

寺西菊雄さんから「家内の名前を付けたい花が有るけれども、試作してみてくれないか」と言われ、2株頂戴して栽培してみました(尼崎のS先生、豊中のⅠさんなども試作なさったようです)。

輝くような緋紅色の花が咲いた時、思わず菊雄さんに電話したほど、当時としては感動的な花色でした。

その後 2000年に菊雄さんは「マイ レイコ」という名で発表なさいましたが、

世界大会の開催が決まった時に シンボルローズに選ばれ「ローズオオサカ」と改名されました。

当時の日本ばら会関西支部の会員たちが手分けをして、

各自が10~20株ほどを鉢栽培して大会会場を飾りました。

我が家でも確か30鉢ほど栽培したと思います。

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 見渡す限り「マイレイコ」と「ローズオオサカ」が並んでいます(あ、「みやび」が1株見えてました)。

ただ、この品種は トゲが多く、切り花にする際に素手では持ちにくいほど。。。

結局我が家からは サヨナラ~した品種になってしまいました。

 

また、1990年にこの地で「国際花と緑の博覧会(花博)」が開催されたのを記念した京阪園芸の「鶴見90」もありました。

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輝くような黄橙色の花は、当時「光るバラ」として話題になりました。

我が家でも、1、2年間栽培しましたが、例のリンゴ台風で庭が全滅し、

「コンテスト派」に宗旨替えした時に サヨナラ~ した品種です。

 

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さて、以上の写真の剪定位置にご注目下さい。

私の鉢栽培では「二毎芽(にまいめ)剪定」と称して、

極端な強剪定をすることを 1月以来ずっと紹介してきました。

そんな私でも、地植え株の春剪定位置は30~40㎝です 

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ところが、鶴見緑地のばらさん達の剪定位置の低いこと!低いこと!!

まるで私が鉢植えで行う「二毎芽剪定」「三芽(みめ)麗しく剪定」を

地植え株で実践しているのを見るようです。

その結果、鶴見緑地のばらさん達はシュートが良く出るのでしょう、

剪定枝は全て昨年出たシュートでした。

今年は害虫も早い

今朝、鉢に水遣りをしながら ふと見ると……

 

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早くも害虫発見!

クリーム白の虫体……こヤツは何者でしょうか?

 

ホソオビアシブトクチバならば暗褐色の尺取虫で、

2齢以降に特徴的な尾部の小さな「目模様」が2つみえるはず。

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ひょっとして ヨモギエダシャク かな?

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でも、今朝の「犯人」には背中のトゲが確認できないし……

 

というわけで、正体不明ですが テデトールで駆除しました。

今年は過去にない早さで桜の開花が宣言されています。

害虫の出現も早いようです。

通常は4月になってから始める定期薬剤散布も、

今年は1週間早く始めなければならないかもしれません。

 

また、ばらの開花も早そうですね。

5月7日~9日の「大阪ばら祭2021」は、
「明石ではまだ咲かない!」と言っておりましたが、

ひょっとしたら 咲くかも。。。

ネット張り

3日前の天気予報で「晴れマーク」が出ていましたので、

本日は職場を休み、年末・年始の鉢の土替えに次ぐ「大仕事」をしました。

庭のネット張りです。

 

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午前7:30

 

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午後4:00

我が家は 自然豊かな地域(田舎とも言う)にありますので、

多くの害虫たちが訪問してくれます。

開花時に特に厄介なのが ブイブイ(カナブン)の類でして、

ネットが無ければ 淡色(白・黄・ピンク・藤色)の花は

全てがブイブイの餌になってしまいます。

淡色系のコンテスト花はネットで覆う部分に植えてあります。

(メルヘンケーニギンや魅惑など、春には使えない「秋用品種」はネットの外に居りますが。)

ブイブイは薬剤散布では防除できませんので、ネット等で物理的に防除するしかありません。

 

これで 今年もスタンダードづくりのマーガレットメリルが咲きます。

香りも形もすばらしい、大好きな品種です。

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マーガレットメリル

 

芽欠き・切り戻しの作業

天気良好の日曜日、朝からばらさん達の相手をしております。

(否、ばらさん達に相手をしてもらっています。)

 

まだ急ぐ必要はないのですが、芽欠きを少しずつ始めています。

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順調な発芽をした部分は、主芽の両脇に副芽(写真の矢印)があります。

主芽に樹力を集中させて立派なステムにするために、副芽を欠き取ります。

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(この株はフロリバンダ種〈ペルニールポールセン〉のため、

「三芽(みめ)麗しく剪定」をしています。)

 

2月20日の記事でご紹介した、古枝の「節」で剪定した部分は、

2週間が経過して こんな風👇になりました。

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①~⑤まで全部を残しますと樹力が拡散してしまい、

全ての芽が「共倒れ」になりますので、

期待の持てそうな芽だけ、1~2つ残します。

芽の力強さは、①>②>⑤>④>③ ですが、

①と②を残しますと、伸びた時に枝が込み合ってしまいます。

そこで、

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これならば、枝が込み合うことはありません。

(ただし、コンテストレベルの花を咲かせるには、最終的には1芽にします。

しばらく様子を見て、勢いの弱い方の芽を欠き取ります。)

 

また、芽の動かない枝は、容赦なく切り戻します。

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矢印➡の芽は眠ったままですので、下の芽まで切り戻します。

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「二毎芽(にまいめ)剪定」をしていますので、枝の芽は1つになってしまいました。

しかし、御覧の通り株元から4~5芽が動き始めていますので、

この中で勢いの良い芽を1~2つ育てます。

場合によっては、それがシュート状に太くなることもあります。

「鉢植えは極端な強剪定(二毎芽剪定)をすると、必ずシュートが出て、

2月の剪定はシュート枝のみの剪定になる」と常々申し上げているのが

御理解いただけると思います。

朝も早から

この1週間は毎日まじめに通勤しましたので、

明るいところでばらさん達の様子を見ていませんでした。

で、今朝は久々に彼らに挨拶して回りましたが……

 

おやっ???

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見つけてしまいました!!

テッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)です!!

ノコギリ屑のような木くずを除去すると、

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やっぱり穴がありました。

長さ20㎝のピンセットを突っ込んでみると、

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深さ10㎝以上あります。

樹皮を剥がすことができる部分ならば、

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こんな風に虫体を見つけて除去できます。

しかし今回のように株元・根まで侵入している場合は、

虫体を目視することは不可能です。

そこでまずは 物理的に潰して退治したいので、

ピンセットで様々な方向にメチャクチャ突きさしました。

「手ごたえ」が無いので

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殺虫剤の原液をたっぷりと注入しました。

本来はカルホスを使いたいのですが、手持ちがなかったので、

今回はアファームを使いました。

 

私はテッポウムシを見つけられない「迷人」でして、

毎年何株も犠牲になっています。

今朝は珍しく「ノコギリ屑」を発見できましたので、

嫁ハンに向って、偉そうに、また誇らしげに自慢しますと、

「目の高さに株元が見え、しかも通路向きに木くずが出ていたから、

誰でも発見できる!」と。。。

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御説 ご尤も です、ハイ。

 

5月以降、こヤツ 👇 の来襲に備えなければなりません。

薬剤は効きませんので 「テデトール」に徹します。

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切り戻し/台芽処理など

平日は 朝早くに出勤し、帰宅する時には暗くなっています。

週末以外は、明るい時間帯に ばらサンたちの様子を見ていません。

休日の昼間に見ると、色々と気になるモノを発見します。

 

まずは、剪定後に伸びない芽。

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2月11日の剪定では、①の芽に期待して切りました。

しかし、①は動く気配がありません。

その代わりに すぐ下の「節(ふし)」から、

剪定時には見えなかった②と(2)が動き始めました。

この芽を活用しても良いのですが、別の角度で見ますと、

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さらに下、2年前に剪定した「節」から③と④が動き始めています。

私は株の高さを極力低くしたいので、

③④の芽で春の花を咲かせようと思い、切り戻します。

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また、早くも台芽を見つけました。

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樹齢30年以上の古株ですが、毎年必ず台芽が発生するヤツです。

台芽の生え際まで 土を少し掘り下げます。

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台芽の生え際を根に残さないように 爪で押し下げてえぐり取るように折ります。

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えぐり取った台芽。

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シュート芽と違って 小葉が7~9枚あります。

(シュート芽は5枚葉が中心)

 

そして 11月上旬に届いた秋苗。

2月14日の記事で「11月に届く大苗」として

業者さんにちょっとしたリクエストを致しましたが、

今朝 明るいところでよく見ると……

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10~15㎝ほど伸びた枝先に、何と 蕾!

小豆~枝豆(大豆ではなく)の大きさになっています。

もちろん 鑑賞に堪える花が咲くはずはなく、

無駄な体力(樹力?)を使うことになります。

接ぎ木後1年の若い株にとって 決して良いことだとは思いません。

やはり 業者さんには 12月になってから株を掘り上げ、

12月中旬以降 芽が動かない状態になってから大苗を送っていただきたいと、切に願う次第です。