「接ぎ木は面倒」という方は多いと思いますが、挿し木なら手軽です。挿し木は初期成育が悪いとか色々言いますが、そこまで気にすることもない気がします。
これが2016年6月に挿し木したコンテスト向きHTのこの冬の姿(一年半後)。2017年の10月後半には入賞の花を咲かせました。
こっちは上と別の品種になりますが(マダムサチ)、2016年11月に挿し木した株。さすがに5か月の差は大きかったようで根量も少なく、シュートの太さも細かったです。2017年秋に花は咲かせましたが、コンテストレベルは無理でした。
こちらは同じくマダムサチで2016年11月に接ぎ木(芽接ぎ)したもの。挿し木苗よりはよく育ってます。2017年秋はそこそこの花を咲かせました。丸弁が優雅です。
生育は接ぎ木も挿し木も2018年の夏からほとんど変わらなくなると思います。
・・・とブログ担当の腕ではこんな感じですが、腕が良ければもう少し生育を早めることも可能な気がします。一般にハイブリッドティーは挿し木の成功率もその後の生育も遅いと言われていますので、つるバラやシュラブローズならもっと早く成長すると思います。
よく接ぎ木苗と比べて3年遅れるとかおおげさなことを言いますが、HTで半年遅れくらいに収められますので、挿し木を色々研究してはいかがでしょう?
挿し木は生育が追いつきさえすれば、枝が片伸びしにくいので樹形がきれい、シュートが出やすい、品種本来の色が出る(特に黄色はきれいに発色する)等利点も多いと言われています。