関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

ホソオビと剪定日

 最低気温が下がって、バラも元気が出てきたように思います。最近はハダニと病気が出なければいいやと放置気味だったので、害虫も出てきています。

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蕾がかじられたり・・・・

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 葉っぱが食害されたりしています。こういう場合はたいていホソオビアシブトクチバと呼ばれる蛾の幼虫の仕業です(落下傘などとも呼ばれます)。葉の上に黒い糞が落ちていたりしているので、すぐ分かります。

午前8時頃までなら食害された枝を上から丁寧に見ていけば、途中灰色のイモムシが見つかります(写真の右下にいるのが分かりますでしょうか?アップ写真は自粛)。
素手で触っても刺されません。
昼間になると株元まで降りて隠れているので、クラウン付近をよ~く探せばみつかりますが、大変苦労します(稀に鉢の持つ場所に隠れていて、不本意な接触をすることも)。
夜間になると枝の頂上まで出かけて、モリモリ新枝を食べてらっしゃるので、午後9時頃懐中電灯片手に駆除に励む方もいらっしゃいます。


このホソオビは割合にしぶとく、大きくなると薬剤も効きにくくなります。ブログ担当も無農薬栽培をしていた時期がありましたが、いわゆる無農薬資材だとこのホソオビには歯が立たず、一晩でつるバラのシュートが数本なくなっていたことがよくありました(大きくなるとそのくらい食べます)。
減農薬栽培をされている方でも、剪定が終わった直後、芽が出ていない時に薬剤を散布して一度リセットしておくと後が楽です。オルトランDX粒剤を地面に撒いても多少の効果はあるようです。

 ブログ担当としては、毎日庭にやってくる、アシナガバチやなんとかスズメバチさんなどに期待しているのですが、彼らは丁寧に一枝一枝見て回っているように見えて、上の空で仕事をしているのでしょうか?ホソオビもオオタバコガもチュウレンジハバチも元気に生きているのが現状です。


 さて夏の剪定ですが、もう始められていますでしょうか?割合に暑くなると予想してまだ一本も剪定しておりませんが、今後の気温変動はどうなるのでしょう?
近畿だと9月の一週目は涼しかったようですが、二週目からは高くなる確率50%、平年並みの確率が30%と予報されています(9/7発表)。

http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/106_00.html

 

ただ週間予想気温を見ると、大して暑くならないような?予定より一日早く剪定しようか迷っているところです。

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写真は去年9/12に剪定した、地植えのファーストレディアキエの9/28の状態。早く咲きすぎてしまうということで頂芽を芽かきして、遅れて出てきた二番手の芽に託しました。しかしそれでも地植え組は10/19に咲いてしまい、10/29のばら展と全くタイミングが合いませんでした。2016年の10月前半は最高気温が28℃・最低気温が20℃と暑い日が続いたからなのですが・・・・・今年はさすがにそうはならないだろうと思いつつも、一日早く切るかどうかを迷っているところです。