関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

シャルドネが気になる 晴 13-5

先日の講習会に参加された方はお疲れ様でした。ブログ担当は午前の接ぎ木講習会で失礼させていただきましたが。

地植えは特に冬の作業をきちんとすれば、後はいい加減でもなんとかなるように思いますので、講習会の内容を参考に冬作業を頑張りましょう!


ブログ担当は半日しかいませんでしたが、色々ためになる話を聞きました。

パティオローズの小川さんのサイトがリニューアルされているそうです。

patio-rose-h-ogawa.amebaownd.com

注文は電話かファックスと書いている割に、肝心の番号が載っていないような・・・。
会員の方には、パティオローズさんのカタログを去年配ったと思いますので、良い品種があれば注文して下さい。

シャルドネという品種は、河本さんのブルームーンストーンと並んで、国バラで話題となったそうですよ。
検索していただければ色々画像が出てきますが、ストロベリーマカロンを更に進化させたようなバラで魅力的です。ブログ担当も一度実物を見てみたいです。


他には、、、

ブログ担当:「最近凝ってる品種はありますか?」
某名人:「狭山路(サヤマジ 三根薫氏作出)かな?」
ブログ担当:(日本ばら会の配布苗だったこともあり、ブログ担当も育てたことがある)
ブログ担当:「最近の品種にしては、芯がかぶりません?」
某名人:「うん。でも似たような品種の中では、発色が一番良い」
某名人:「多少芯がかぶろうが、その中で良い花が咲けば良いってことで。何より樹勢が強い」


・・・と大らかで格の違いを見せつけられる思いをしました(笑)
他で得た情報によると、全く芯が被らないという方もおられるようです。肥料を控えたほうが良いのでしょうか??

そういえば、同じような品種(交配親が同じ)の中で、

  • 花はピカイチだが樹勢が弱く、発色に日光コントロールが必要なA(一部樹勢の強い系統が発見されたという話ですがぁ。個人的には葉っぱとトゲの多さが気に食わない)。
  • 樹勢はとても強いが、開花時に極端に日光制限しないと汚い色になる、地植え向きのB。
  • 大きい花が咲くが、遮光しないと黒ずむ。ぼってりした花が咲きやすく、肥料コントロールも必要な鉢植え向きのC。
  • 花は良いけど、ステムが伸びないのが悩みのD。日光調整も必要。
  • 花持ちよく、この掛け合わせには珍しく香りもあるけど、花がやや小さいような気がするE。

他にもまだあった気がしますが、色々ある中で日光を当てれば当てるほど良い発色で咲き、樹勢も強いのは狭山路の魅力だなぁと思いました。

 

ブログ担当は近年挿し木に凝っていますが・・・・今年は以前講習会で教わった、不定根を使った挿し木に挑戦してみます。
聞いた通りであれば、発根を大幅に早めることが出来るので、期待しています。
挿し木新苗で秋に勝負!ということも、工夫次第では出来るかもしれません(8月までに一本良いシュートが出ればよいので)。そうなると楽になるなぁ・・・。

冬作業開始 晴 9-4

 寒くなりましたね~。寒いっ。。

ということでブログ担当は冬作業を開始しました。まずは咲きまくっているバラを切る→葉をむしる から始めました。葉をむしることについては自然に落ちるまで待て!という自然派の意見もありますが、我が家は強制することにしています。ちなみに葉をむしってからは週に一回、週末に水やりをすることにしています。

 

来週からは鉢の土替えが出来れば良いな~と思っております。寒いですが、なんとか頑張りたいものですね!!

12月定例会

 当会の12月の定例会は12/16(日)の14時からです。

http://www.nagai-park.jp/seminars/20265

 

しかし間違えて12/2に長居に行ってしまった方がいると聞きました。私もこのブログで12月は通常の第一日曜日と異なる旨、お知らせしておけば良かったと反省しております。

また会員の方限定で、10時からお昼まで接ぎ木講習会があります。詳細をご存じない方は会長に連絡お願いします。

 

ここ数日、久しぶりにばら仲間と連絡をとりましたが、やはり欲しい情報はインターネットにはないなあ・・・と痛感しました。濃い情報を一杯貰ってやる気が出てきました。

f:id:kansairose:20181204230135j:plain

春に瀕死、というか死んだと思っていた須恵姫(よく根本を見ると枯れ枝が一杯ある)。元気に復活してもうすぐ咲きそうです。暖かい12月ですね。

冬作業 晴 18-8

 12月になりました。でも今日は暖かかったですね。チビのトレーニングがてら、山にハイキングに行ってきましたが、暖かく絶好のコンディションでした。

 

 12月になれば冬作業・・・ということで地植えの元肥入れや、鉢の土替えなど。

一応関西では12月下旬から1月上旬までが適期・・・・とされています。しかしその時分は(とても)忙しい。ましてや大量の株を持っている人は間に合わないということで、近年はどんどん冬作業の開始時期を早めている傾向にあるようです。

 

 早い時期に始めるとまだ暖かくて作業も楽ということもありますので、一部サンプルで早くやってみる実験もしてみて、自分のところで悪影響がないか試してみてはいかがでしょうか?

ブログ担当の経験だと2月中旬以降に鉢の土替えをすると、花質が著しく落ちるというのがあります。ということで、遅れるくらいならさっさと土替えをしたほうがベターかな?と思っています。勿論ベテランとなるとお正月休みで300鉢+100株以上の土替えをさっさと普通に終わらせるようですが、とても私には真似できません(笑)

f:id:kansairose:20181202163215j:plain

ガブリエル

新苗だからかイマイチ深みがありません。来年はアッサリでなくコッテリしたガブリエルをみたいものです。

 

f:id:kansairose:20181202214152j:plain

あちこちに配ってます。

 

ネーキットレディ、ガブリエル、けいこ、ロージークリスタル、手児奈 晴 14-7

 コンテスト用のミニバラということでパティオローズの小川さんより購入したネーキットレディの新苗(見頃は三日前で、雨に打たれてすっかり傷んでいますが)。

f:id:kansairose:20181123111123j:plain

コンテスト用という割りには柔らかい樹形です。放置栽培のわりにはそこそこ育っています。

 

f:id:kansairose:20181123111423j:plain

こちらは同じく新苗のガブリエル。放置栽培がたたって全然育っていません。ミニバラに大きさで負けるとは・・・・。人気のある品種なので、とりあえず一度は育ててみようということで育てていますが、やる気のなさがモロに出ています。香りは良いですね。サイドシュートが出るまでとにかく切らないで育てるのがコツということなので、冬も剪定せずに育てようと思います。

 

f:id:kansairose:20181123111814j:plain

新苗から二年目のけいこ(これも小川さん作)。とにかくブラインドする品種です。我が家で秋にブラインドする品種なんて、このかたこの品種が初めてです。が、気付いたことが・・・・。

鉢の置き場所によって、ブラインドの出方が違う!!

何故か早朝から朝日があたって、西日が当たらない一等地付近だとブラインドが多発し、9時すぎてからしか日があたらない場所だとブラインドが出ません。偶然でしょうか?

来春からは全て二等地に全部置いて経過を見てみようと思いますが、なんせ持っている方が少なくて、意見を聞くことも出来ません。ブラインドする株は全て癌腫だったってオチがないように願いますが・・・・(昨冬の土替え時は癌腫なし)。

 

f:id:kansairose:20181123112411j:plain

春は最強のコンテストHT ロージークリスタル(これも小川さん作)。育てやすさもコンテスト用HTの中では最強。樹勢もとっても強くて、シュートがよく出る。でも秋は芯が狂うし、色もベターっとボケて、とても使えませ~ん。

でしたが、以前より福井だと秋でも良いロージーが咲く時があるというのは知っていました。確か2016年の秋は大阪でも秋に良いロージーがあちこちで咲いて、「どうなってんの?」「こんなの初めて!」の声を多数聞きました。(確かその年の貫録会で、常勝将軍のI先生がロージーで三位に入っていたような記憶も)

どうも気温が低くなるとロージーでも秋に使える、福井で良いのが咲くのはそのせいや!ということで遅く剪定する人が一杯いたようです。そして今回の日本ばら会のばらだよりで、とりあえずそう結論付けられた模様??

ロージー、秋は遅くに咲かせましょう。とっても強いので二番花からはバンバン切って近所に配りましょう。赤い花なので、スリップスを気にしなくてよし(手抜きOK!)、コガネムシもこない!

 

f:id:kansairose:20181123113808j:plain

色が出ていない手児奈。魅力半減。

今年は放置栽培でしたが、ハダニは出ませんでした。当然ダニ剤なども不使用・・・と思ったら、今日見たら出ていました。ロージークリスタルに。ダニ剤使う気もないので、水と(余っていた)粘着くんをぶちまけておきました。

そろそろ冬支度ですね。資材の発注はお早めに。

マーブルローズ

f:id:kansairose:20181123045646j:plain
マーブルローズ。良い写真がなかったので、いつもお世話になっているばらとながぐつ様より写真を借りました。
http://farm.petit.cc/
とても美しいバラの写真が一杯なので、是非一度ご覧ください。


f:id:kansairose:20181121084623j:plain
で、これがうちのマーブルローズ。インスタグラムにアップした画像と同時期(前の冬)に挿し木したものです。

女性ばらづくりナンバー1との呼び声高い、渡部さんの作出した品種。夢乙女を作出した徳増さん(ミニバラで全国大会5連覇したらしい)が「僕の一番好きなミニバラ」という名品種です。
一般には出回ってない気がしますが、バンクーバーベルなどと同じでバラ会に入っている人は結構持ってるように思います。

徳増さんは近年、5号鉢のマーブルローズ一枝に18輪もの花をつける技を身につけたそうで、春は物凄い花つきとなるそうです。
「バラを60年もやってきて、今まで何をやってきたんだろうと思っちゃったよ」
ということで、その手法も教えてもらいましたが、ブログ担当が須恵姫(これも徳増さんに貰った)というミニバラに試すと、瀕死になりました笑

やり方が悪いからだと思うので、今年も挑戦してみますが、マーブルローズは挿し木して一年たたず(しかも北側に放置)これだけ良い株になるので、マーブルローズの品種の力も大きいのかもしれません。

渡部さんには少し声をかけて貰った程度ですが、マーブルローズを見ると、今年の貫禄会に行きたかったなぁと思ってしまいます。どうなったんだろ?

茨木市 若園公園 晴 18-9

 この秋はバラ園は全然行けなかったのですが、大阪府茨木市の若園公園だけは少し見に行くことが出来ました。以前は古い良い品種が沢山植えていた公園だったのですが、結構(半分以上?)入れ替わっていました。

聞けば一昨年に古い株を入れ替えたとのこと。京阪園芸さんが関与したんだろうな~と思われるラインナップで、「あおい」や「せん」などのF&Gローズ、ロサオリエンティスのバラなどが多く植わっていました。

その中で同時期に植えられたと思われる、コルデス社の「ウェディングベルズ」や「ビバリー」などは流石の強靭さ。病害虫に強いことは明白ですし、株自体も大きく育っていました。やはり初心者はこのへんの強いバラから育てるのが良いと思います。

 

f:id:kansairose:20181115052945j:plain

ミニバラのピッコロ。ミニなのにこれだけ整形なのは凄い!

 

f:id:kansairose:20181115053036j:plain

f:id:kansairose:20181115053041j:plain

関西ばら会のインスタグラムはちょこちょこ更新しています。よろしければご覧ください。

https://www.instagram.com/kansai_rose_society/

ふんわり手児奈 曇 23-18

 先日、日本ばら会の会報が届きました。
来年の配布苗はファーストレディAに似ているかな?被る?と思いつつ、作ってみたいな~と思っていた品種でした。ラッキーです。

ちなみに今年育てたミスティモーニング。今年はかなり手抜き栽培をしてしまったこともあるのですが、やや樹勢が弱いかな?とも思いました。
新苗を鉢で育てたのですが、全然大きくなっていません。地植えだと違うかもしれませんし、腕の問題も大きいのかもしれませんが、とりあえずそういう感想を持っています。二年目でまた化けるかもしれません。


 記事中、ブログ担当が尊敬する大ベテランの方が、「名人のバラ作り その3」というコーナーで、手児奈(てこな)をとりあげてらっしゃいました。
その中で平成27年秋に貫録会で一等だった「今まで見た数ある手児奈の中で、最も優れた花だと深い感銘を受けた」手児奈の写真がありました。

残念ながらブログ担当はこの手児奈を実際に見ることが出来ず、見た方から「あこ~(赤く)発色した手児奈やった。肥料工夫しているみたい」と聞いただけでしたので、実際に見てみたかったなと残念でした。


 実はブログ担当は本当に良い手児奈をコンテストで見たことがありません。一等や上位に入賞している手児奈は沢山見ているのですが、これは!というのはただの一度もありません。
一等なのに凄い花がないというのも変な話ですが、これも手児奈が優秀すぎる品種であるがために起こる現象のようで、似た感想を持つ人もいるようです。

 コンテスト壇上では見たことありませんが、一度作出者さんが貫録会に持ってきた手児奈。遠慮されたのでしょうか、出品せずにいたのをいただいたことがあります。
素晴らしい手児奈で、こういうのを作れと教えていただいたと勝手に解釈して、大阪に持って帰ってじっくりと鑑賞しました。作りやすい手児奈でもとびきりのを作るのは、なかなか難しいものです。

 

f:id:kansairose:20181011221154j:plain

これは2016年の西武ドームで、当会の会員さんが大賞を獲られたときの手児奈
通常の手児奈はもう少しキリっとした表情で咲きますが、稀にこういうふんわりとした花形で咲くものもあるようです。
花の大きさ、花形はブログ担当の好みですが、ふんわり手児奈は写真のように色が白っぽくなることが常のようで、これを嫌う人もいます。

ふんわり手児奈で、濃く発色した良い花を作ってみたいと思っているのですが、この秋は絶望ですので、来年に向ってまた励みたいと思います。