関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

バラゾウムシ 晴のち雨 21-10

 今夜から明日の昼にかけて春の嵐になるとのことですが、心配ですね。風が酷くならないことを祈るばかりです。

 

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つるばらの大敵 バラゾウムシ(正式名称クロケシツブチョッキリ)。返り咲きするつるばらが増えてきたとはいえ、本当につるばらが良いのは春の一回だけ。それを台無しにする本当に嫌なやつです。

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放置していると多数の蕾が駄目になるというのは、実際に放置されているバラを見ると良く分かります。バラ熱が高く、無農薬志向が強い方は毎日見回ってテデトール(手でとる)されておられると思いますが、そこまで出来ないのが普通でしょう。つるバラですと咲いているところも高いでしょうし。

ということで薬剤を使うことになるのですが、殺虫剤であれば大体なんでもある程度の効果はあるようです。特に効くのは何か?と言われるとスミチオン乳剤ということになるのかもしれません。

ブログ担当も有機リン系の薬剤はなるべく使いたくないのですが、仕方ないのでバラゾウムシだけのために春にスミチオンを一度使用しています。使ったことはないのですが、トレボンもバラゾウムシに良いということを聞いたことがあります(バラ・花きに適用がないので使用する場合は自己責任でお願いします)。

年に三回ほど、まとまって出没する周期があるようです。蚊取り線香をつけると忌避作用があるとか聞いたこともあります。一番花と秋の花の前だけしっかり対策して、その他の季節は多目にみるというのが現実的な作戦でしょうか?

今年まだ出ていないお庭の方も、強風にのって飛んでくることもあるので、週明け注意してください。

 

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うちのコンテスト用バイブリッドテイーのファーストレディアキエ。本気作りです。しかし完全に蕾です。ばら展には咲き終わっているのでガッカリですが、GWに会員のO様が千里中央で開催されるばらのイベント(?)に協力すると聞いております。タイミングが合いそうですので、そこに持って行って盛花でも作れればと思っております。

水曜日と週末は春の嵐だそうです 晴 22-9

 天気予報によると、明日の水曜日と週末はまた春の嵐が来るそうです。名人によると明日は多分大したことない、しかし週末はステムも伸びてきているし先週末より被害が大きいだろうなあ・・・とのことです。お気を付けください。ブログ担当は「嵐が来てもいいから冷え込んでくれ!」と自爆的なことを思っているのでどうにもなりません。なんでこんなに暑いんでしょう?

 

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インスタグラムにも載せましたが、うどんこ病の初期の段階です。葉裏に少し赤みがさし、葉がよじれます。慣れれば葉表からでも判別出来ます。この段階で治療剤と言われる薬剤を使用すると、うどんこ病は結構治ります。

もう少し症状が進むと葉裏に灰色のカビのようなものがつきます。更に進むと葉表に白い粉がふきます。市販の教科書はこの段階の写真を載せていることが多いので、処置が遅れる方が多いです。蕾や花首に白い粉がふいているところまでいくと、薬剤を使ってもなかなか完治しない(だらだらと盛夏になるまで続く。うどんこせいで春の花質がかなり落ちる)のが現実かと思われます。

 

うどんこ病は新芽が薬剤を弾くので、展着剤が大事とはしばしば言われます。しかしうどんこ病に効果的と言われる展着剤の、スカッシュまくぴか(バラ・花きに適用ありません)は薬害を起こしやすい気がします。効果と薬害のリスク、どちらをとるかなかなか悩むところです。無難に薬害を起こしにくいアプローチBIを使うというのが現実的でしょうか?(今の新芽の時期にスカッシュを使用して薬害を出して、ばら展にかなりの数を出せなくなった経験があります) 春の新芽の時期は展着剤を使用しない方がよいとおっしゃる方もおられます。

 

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自分で1月末に芽接ぎした新苗(上が5号ロングスリット鉢 下が5号スリット鉢)は8号ロングスリット鉢に鉢増ししました。根が完全に回ってはいませんが。

一般的には根が回る 6月 7月くらいに鉢増しとされていますが、色々試してみて下さい。秋の花が一番美しくor 沢山咲く の基準で試されると良いと思います。

 

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アブラムシを食べるテントウムシ幼虫さん。バラゾウムシ、スリップス。そして春はコガネムシの成虫。色々大変ですね。

風が強い一日 強風・曇り 14-11

今日の強風は大丈夫だったでしょうか?ブログ担当の地域は、それなりに強かったのですが、この程度なら大丈夫といった程度でラッキーでした。そうは言っても鹿児島で風速22m近く、関東で25mくらいの暴風が吹いたところもあるようで・・・・明日・明後日も強い風が吹くかもしれないとのことなので気を付けて下さい。

 

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上の二つは庭花のフロリバンダ。今日の強風は全く平気でした。上の写真の株は良い感じで生育しています。

 

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こちらは施肥の失敗例。葉っぱが大きく、全体的に垂れ気味で力がありません。リン酸が効いておらず、窒素過剰です。うどんこ病になりやすいですし、葉が大きいわりに花が小さく色も悪い。虫も来るというパターンとなりがちです。おまけに我が家では滅多と出ないブラインドも。ヘタクソだなーと我ながら思いますが、このまま行くしかありません。

この株、来年の会報に載せるかもしれない「手抜きでベランダでバラを育てよう(仮題)」のサンプルとして育てているのですが、いきなりこの有様・・・どうしましょう?

似たような企画で「手児奈の新苗で秋に新人賞を獲ろう!」(どこかのパクリ・・・ではなくアレはマニアすぎて分からない、という人のために品種も限定してより簡単にしたバージョン)も何人かに書いてくれと言われているのですが、こっちはお蔵入りになるかもしれません。

あ、そうそう。この春は実験として肥料を色々むちゃくちゃして遊んだのですが、大量にボカシ肥料を6号鉢に入れた株は枯れました!何を思ったか発酵肥料を作る際に余った魚粉をそのまま多めに入れた鉢も枯れました!(魚粉そのままでも、土に埋めたら鳥や猫の被害はなかった)本当に肥料で枯れるんだなぁ・・・と目の当たりにして感動しました。

3月に施肥して4月に枯れるのですから、なかなかの即効性。水が切れたわけでもないのに枯れるのでお悩みの方は、やっぱり肥料が多すぎるのかもしれません。

ばら展日程表発送しました 晴 20-10

 5月11日~13日の関西ばら会のばら展「大阪ばら祭」の日程表を発送しました。週末頃に到着すると思います(講習会で手渡しした方には発送していません)

 

 週末といえば、講習会で「気圧図を見ると次の週末に暴風雨がきそうなので注意して下さい」という話がありましたが、本当に来るみたいですね。土曜日がピークのようです。

 

 ブログ担当庭では、コンテストの主力の地植えHTのほぼ全てに蕾が見え始めました。ばら展には全く使えませんが、長く切らない分シュートが一杯出るかもしれんと諦めることにします。お天道さまには逆らえないと大人になることは出来ず、高温にうろたえ強風に腹を立てていますが、ばら展に使えない蕾は全てピンチし秋に賭ける!というほどコンテスト派に徹することも出来ないので諦めます。

 

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 こちらではハキリバチがもう出ています。日当たりの悪い場所にある軟弱な葉に被害が集中しやすいと教わりましたが、我が家のハキリバチは面倒くさがりなのでしょうか?一番アクセスしやすい、陽当たりの一番よいところの新苗を集中攻撃しています。ばら展用の葉がやられるよりは、新苗にいってくれたほうが良いかな?と思いつつも、週末はアー〇ジェットを持って行動することにします。一瞬が勝負です。

 

 新苗といえば、ブラインドが出やすいという話の某品種を接ぎ木したのですが、新苗の一番初めの芽からいきなりブラインドで笑いました。どうせピンチするので良いのですが、品種の特性というのは面白いですね。

例年より一週早く、先週末に第一回の消毒をしたせいかバラゾウムシ・アブラムシはまだ見ず、うどんこも見ないのですが、会員様の中にはもううどんこ病が結構出ている方もいるようです。環境のせいなのか、施肥のせいか、はたまた薬剤散布のやり方の問題なのか、水やりが少なくて乾き気味なのか、前年から持ち越しているのか・・・・・色々思うのですが、お話しだけではなんとも言えず力不足を実感いたします。

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画像は講習会の内容の一部。不定根を利用した挿し木の方法。芽が二つあると思いますが、そのすぐ下から根が出ています。取り木の理屈を応用した方法といえましょうか?通常の冬の挿し木より発根の期間がかなり短縮できるとの話でした。「もやし挿し木」と隣にいた会員様が命名していたのでそれに乗っかることにいたします。

似たような方法で穂木を40日程度冷蔵庫保存してカルスを出させてから挿し木するという方法もあります。結局面倒になってそのまま挿し木するということも多いのですが。色々本に書いてない方法もありますので、バラ友を作って詳しい方法を聞いてみて下さい。4月21日のナーセリー見学も是非ご参加下さい。

明日は講習会 晴 20-6

3月からずっと暑いです。コンテスト派の方は頭が痛い話ですが仕方ありません。

今年は寒くなるんじゃないか?と思っていたブログ担当は爆死しそうな感じですが、まだまだ分かりません。4月後半に気温が上がらずということもありますし。
ちなみに去年2017年秋のブログ担当は、10/10頃(その頃に季節外れの高温が三日続いてかなり進んだ)は「ばら展前に咲いてしまう」と頭を抱えていましたが、その後ちょうどいい感じに気温が下がって関西にも新宿にも花はありました。

ばら展が関係ないとしても、あまり早く咲くと花が良くないといいますか、やっぱりじっくりと育ったほうが色も綺麗で花も大きいので、そこそこの気温になって欲しいところです。

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冬にした挿し木。駄目そうなやつを捨てて今のところ 39/45。最終的に成功率が80%程度に収まれば良いかなと思っています。

 

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一月末に接ぎ木したもの。例年通りの仕上がり。部屋の中に入れて加温したり・肥料をもっとあげてもっと大きくすることも可能なのですが、このくらいの方が持ち運びも楽ですし、消毒等の葉面散布も不要なので楽です。秋に入賞花を咲かせることも十分可能です。ということでブログ担当は

  1. 12月に台木を会でもらう
  2. 台木だけで植えつける
  3. 死んでいる台木や不調の台木は芽が出てこないので捨てる(過去三年平均で15%程度が該当)
  4. 1月末に芽接ぎ→接いで二週間だけ部屋に入れて保温
  5. 2月初旬に外に出す。寒風が当たらないよう衣装ケースなどを使う(蓋は少しあける)
  6. 2月末に肥料を置き肥。3月の啓蟄を過ぎたころから週一で薄い液肥(2000倍~3000倍)

の感じでやっています。接ぎ木に関してはめちゃくちゃ聞かれることが多いので、書いておきます。とはいえ初めての方は接ぎ木講習会で配ったテキスト通りやられた方がよいと思います。

今年発見したことは、頼まれた接ぎ木を黒い小さなビニールポットでやったのですが(持っていきやすいので)、同じように育てたにも関わらず大きさはどれも小さいです。申し訳ないことですが、どうせやるなら5号程度の大きさで台木の根をなるべく残して接ぎ木した方が、3月からの成長が良いようです。

成功率・成長スピードは穂木・芽の質で大きく変わるので、貰う場合は上手な人から貰って下さい。これが一番のコツで発色が良いとか、樹勢が強いとかオマケもついてきやすいです。

4/1 講習会のお知らせ

 4月1日(日) 14:00~16:00 長居公園 長居植物園内、「花と緑と自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方(4月・5月の手入れ)」の講習会を行います。
一般の方も予約していただければ受講可能(教材費200円が必要)ですので、興味のある方は、下記urlより内容をご確認のうえ、予約をお願いいたします。

 

www.nagai-park.jp会員の方は講習会前12時頃から、有志で食事をとりながらばら談義を行いますので、時間のある方はお集まりください。

堆肥とか挿し木とか 晴 16-4

 3/21の春分の日春の嵐と言えるか言えないか程度の強風が吹きましたね。なんだかんだでこちらも瞬間最大風速18m程度の風が吹きました。

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そんな春分の日はとても忙しく、色々やりつつ、面倒なばら会の事務作業の追加作業も瞬速で終わらせ、更にMAXスピードで自家製堆肥の仕込みも終わらせました(ワラは水分調整がやや難しい)。

  1. 切りワラ40kg 
  2. ケイントップ15kg 
  3. 落ち葉あるだけ 
  4. 米ぬか2kg 発酵剤200g

二日間温度が上がりませんでしたが、今日は最高に甘い美味しそうな香りがして40度程度まで上がっていました。無事に好気性発酵が始まったようで、明日あたりに60度まで上がってくれればと思います。去年は落ち葉で腐葉土を作製しましたが、落ち葉を集めるのが超面倒だったので、ワラ堆肥です。さらに発酵中の堆肥を補助熱源に、好気性発酵の肥料を少量作成する予定です。

 

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我らが大阪ばら祭(5/11~5/13)用のガーデンパーティーですが、思っていたより3月が暑かったのでどうなるか。芽かきを粘って4月の気温を見つつ芽を決定していこうと思います。5/12 5/13は普通だとちょっと早いのですが、春は咲くときに一気に咲いてしまうので、タイミングの違う芽を残していこうと思います。といいつつ、4月後半が冷え込んで「咲かない咲かない!」ってパターンもあるので迷うところです。

どちらにせよガーデンパーティーは「アカン年は全部アカン」(ベテラン達は揃って言います)ということなので、博打のようなものです。主力のファーストレディとロージークリスタルは、国際バラとガーデニングショウで大量に咲いてもらう予定ですが、暑くて咲き終わっていたらどうしよう?

 

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冬に挿し木したもの(の一部)。

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失敗確定の挿し木。HTを中心に45挿し木して、失敗確定が4つ。まだ失敗が増えるでしょうから、成功率は80%程度になるのではないでしょうか。

庭花も元気に芽を出しています。バラの咲く時期に涼しくて雨が降らないことを祈るばかりです。インスタグラムはちょこちょこ更新しているので、よければご覧ください。

 

◆◆◆追記◆◆◆

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翌日55度以上まで温度が上がっていました。

暴風を恐れる 晴 18-6

 暖かいですね~。この調子で暖かい日が続くと予想が大外れで、ばら展時(特に西武ドーム 5/18~5/23)に花がないということになりそうですが、春の天気はまだまだ分かりません。

 

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我らが大阪ばら祭(5/11~5/13)用の芽。

 

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まだ芽かきには早いのですが、ぶつかりそうな芽は我慢しきれずとってしまいました。芽かきは遅くした方が無難です。

もう消毒を始めたり、オルトランDXをまいたり色々されている方もいるようです。それぞれ環境や前年の状態が違うので、自分の庭にあった対策をされて下さい。ブログ担当は4月5日ごろまでは何もしません。しかし過去に一株だけアブラムシのつきやすい品種があった時は、その株だけオルトランDXをこの時期にまいていました。

 

 こんな日が続くと騙されてしまいますが、これから気を付けなければならないのが暴風です。去年も↓↓↓こんなことを言っていましたが、本当に凄い風が吹きます(>_<)

そろそろ暴風対策 - 関西ばら会

2017年は4/11に春の嵐。4/17深夜から4/19も瀬戸内海付近は強烈な暴風が吹いたようです。今年は3月の末あたりに一発デカイのが来る気もしますが、なんとか対策して葉を守りましょう。

 

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接ぎ木苗は順調。

 

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こんなのも街中でよく見つけます。

もうすぐ桜の季節ですが、ソメイヨシノは本当に癌腫みたいなもの(こぶ病?根頭癌腫?)になっているものが多いですね。人が踏んだときに出来る傷で感染しているとかなんとかいいますが・・・。

暑い! 晴 22-9

 暑い!花粉飛びすぎ!・・・な一日でしたね。

接ぎ木講習会で接ぎ木した苗は暑さに耐えられましたか?

明日も暑いらしいので、大きくなっている苗は半日蔭に移動させてあげるとか、少し気を遣ってあげたほうが無難かもしれません。空気も乾燥しているので、まだ水はもつな~と思っても水やりしてあげるのも良いことです。

 

3/4の記事で紹介した、会員様に差し上げる苗も、、、

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↓↓↓                  ↓↓↓

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お日様を一杯浴びて、10日間で大きくなっています。

人に差し上げる苗なので大事をとって水やりをしておきました。ここで厳しく「自分で根っこを伸ばさんかい!」で育てる人と、「赤ちゃんなんだから、かわいそうなことはまだしない」と育てる人、色々方針が分かれます。どちらにせよなんとか暑さに耐えて欲しいですね。

 

シェアブリスと夢香 晴 11-3

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Sheer Bliss
Bred by William A. Warriner (United States, 1985).
Introduced in United States by Jackson & Perkins Co. as 'Sheer Bliss'.
シェアブリス。アメリカの大きな花。我々の大先輩で、長く会長を務められた寺西致知先生が、日本に初めて輸入されたもの(らしい)。


その直子の株がまだ植わっている会員さんがいるのですが、「こんないい花は全然咲かない」とぼやかれていました(笑)写真は、我々の春のばら展「大阪ばら祭 2016」の時のもの。とても暑い春でした。

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こちらの記事でもシェアブリスを紹介しています。

http://kansairose.hateblo.jp/archive/2017/03/03

 

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Yumeka
Bred by Shunsuke Takeuchi (Japan, before 2004).
Introduced in Japan by Keisei Rose Nurseries Inc. in 2007 as 'Yumeka'.

夢香京成バラ園のばら。紫がかったピンクがとても美しく、尚且つとても質の良い香りが強く香ります。
「夢のような香り」に名前負けしない品種で、一度は植えたくなる品種です。

しかし、病気に強いとは言えず、樹勢も強いとは言えず、癖も多々ありと、植えたはいいが抜かれてしまう例が多い品種でもあります。
香る美人には悪い虫が沢山寄りつき・・・特に春はコガネムシにたかられます。

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秋に沢山咲く品種ですので、上手に夏を越して秋の花を楽しむのが良いでしょうか?
やったことはありませんが、ハウスで育てれば欠点の多くをカバー出来る気がします。
大阪ですと枚方パークのばら園に沢山、最近花博記念公園のばら園にも数本植えられました。