関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

剪定準備

 9月になりました。寒冷地にお住まいの方は剪定を始めてらっしゃると思いますが、関西の場合もう少したってから始めるのが通常かと思います。品種ごとの早咲き・遅咲きのデータをお持ちの方は、それに準じるとして、データがない場合は下記の順で剪定していくと良いと思います。

大きくなるシュラブローズ→シュラブローズ→フロリバンダハイブリッドティー(鉢植えと地植えがある場合は鉢植えのほうが早く咲くので、鉢植えを2日程度遅く剪定する)

ブログ担当の環境だと、大きくなるシュラブローズは9/1から、シュラブローズは9/5から、フロリバンダは9/6から、ハイブリッドティーは9/8から程度で切ると10月末から11月初めの一番良い時期に咲きます。

 

 お庭でおおらかに楽しむ場合は、天気予報を参考に剪定を少し早めるor遅くする程度で良いと思いますが、ばら展に出品するとか、お客様を招くのでこの日に満開にしたい!となると、品種ごとに咲かせる日から逆算して、剪定日を厳密に決めることになります。

 

 ブログ担当の場合はハイブリッドティーが本命なので、9/5くらいまでに今年の7月・8月の天候データを集めて、

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

長期予報とあの方の太陰暦予測も参考に、品種ごとに剪定日を決めます(同品種が複数株ある場合は、一日or半日ずらして分散剪定をすることもあります)。そしてシュラブローズ・フロリバンダの場合は株のバランスだけを考えて剪定します。

ばら展に出すようなハイブリッドティーの場合はもう一手間かけて、剪定位置を物色して、芽(葉の付け根にあります)の上にガーデンテープで目印をしておきます。

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剪定日に急いで剪定すると、おかしな場所で切って失敗するので、あらかじめじっくり品定めして目印をつけておくと失敗しません。

その品種の良花が咲く太さ+新鮮な動きだしていない芽+剪定場所より下に五枚葉が4つ以上(出来れば8つ以上)の場所の上にテープで目印をします(切ったときにそのままテープもゴミ箱へ)。

しかしそんな場所はほとんどないのが普通なので、どこかで妥協して剪定することになります。逆にいうと良い剪定位置が残るよう、梅雨~夏場の管理をして下さいということになります。

 

夏場はステム(花枝)が伸びず、蕾がすぐつくので、特にステムが伸びにくい品種(レッドクリフや魅惑)は良い剪定位置の確保に苦労します(シュートピンチした後、複数芽が動くが、ステムが短いので全ての芽が動いて剪定場所がなくなる)。そういう場合は、仕方ないのでステムとステムのジョイント部分=節と言われる場所ので剪定すると良いです(どこからか芽が出てきます。写真上の方のところが節)。

 

ハイブリッドティー種の良花が咲く太さ」は、秋の場合8ミリ~10ミリが標準です。それより太いとステムが太すぎて「大根」とか「材木づくり」になりやすいですし、細いとステムが伸びなかったり花が小さかったりします。品種によって違いますし、腕や樹の出来によっても違ってくるようですが、今年初めてコンテストに出してみよう!という方や初心の方は、太目に10ミリの場所を選んで切るのがオススメです上記は鉢植えの場合で、地植えで太い枝しかないという場合はソコで剪定して、ステムを複数本立てて勢力を分散させ細いステムを作るようにして下さい。ちなみに写真は9ミリの太さの場所で目印しています。

 

 目印する場合、ガーデンテープ(少し大きなホームセンターで売っています)は使いやすくてよいのですが、結構お値段がはるので、オススメはアドシールです。

www.monotaro.com紙製ですが、一回や二回の雨で駄目になるということはないですし、値段もガーデンテープに比べて格安です。ブログ担当の場合、近くの(さほど大きくない)コーナンにも売っていました。

 

 長々と書きましたが、是非今秋のばら展(10月27日~10月29日 長居公園 花と緑の情報センター)にお花をお持ちいただきたいと思います。当会が遠い場合はお近くのばら会のばら展に出かけてみてください。たいてい会員でなくとも出品できる部門があるようです。他、ばら展への輸送方法等は下記のリンクを参考ください。

はじめてばら展に出品する方へ カテゴリーの記事一覧 - 関西ばら会

 

8月おわり

 もうすぐ8月も終わり剪定の時期です。当会のばら展「大阪ばら展 2017」は10月27日(金)~10月29日(日)の日程ですが、大阪の平地だとこの頃に咲くと、一番美しく・花持ちもよく・香り高く咲くと思われます。

 

 ブログ担当は9月7日頃からフロリバンダ・シュラブローズから剪定して、本命のコンテスト向けHTは9月10日から剪定しようと計画しております。教科書からいうと遅すぎる剪定ですが、ブログ担当の環境だとこのくらい遅く剪定しないと良い時期に咲きません。

2015年は理想的に涼しく日照の良い秋、2016年は9月の日照が少なく残暑が残った秋だったので、過去の剪定日と咲いた日を記録されている方はそれを参考に剪定なさってください。

 

 さてブログ担当の主力、鉢植えのファーストレディ・アキエは派手に下葉を落としました。もうコンテストには使えないので、今年の秋は駄目かもしれません。自信があれば黙っている、なければあれこれ気になる・・・・の人間のサガに従ってヨソのことを聞いてみました。

関東は8月の日照不足で、樹の出来がよくないとの話を聞きました。これでは秋は駄目かもしれないということで、うちと一緒だと喜んでいたら、背の高いあの方から「信じてはいけまへんで。必ず修正して良いの持ってきまっせ!」とのアドバイスをいただきました。名人方は天候不順であろうと立て直して良いのを持参してくるようです。その方のお庭(ハウス)は、夏の猛暑の影響がみられるので、現在回復をはかっているとのことです。

うちの会長は相変わらず「今年は完璧や!」と自信満々です。ばら展が楽しみです。

コガネムシ幼虫

 コガネムシの幼虫対策はお済みでしょうか?

鉢植えで、腐葉土やバーク堆肥などの木から出来た堆肥をメインに使用した場合、鉢内に産卵されている可能性は高くなります。これを嫌って堆肥にピートモスを使用したり、パーライト(忌避効果があるよう)を多く使って培養土を作成される方もいますが、確実という訳にはいかないようです。

 

 鉢の中でコガネムシ幼虫が繁殖した場合、この時期までは分からなかったりしますが、ちょうど秋花の時期からおかしくなります。良い秋花を見るためにも早めに対策をしておいてください。(放置しておくと根っこが食べられていきますので、冬の鉢土替えのときに根っこが大部分なくなっています。当然枯れることにもつながります)

よくオルトランDX粒剤を撒いておくと、コガネムシ幼虫にも効くという話を耳にします。しかし効かないわけではないが、効果が少し弱いという話もよく聞くので、一度は別の薬剤を使用したほうが安心かな?とは思います。

肥料

 最近アミノ酸って何?」と尋ねられました。講習会で一番聞かれるのは肥料についてです。そしてベテラン同士の会話を聞いていてもよく出てくるのが肥料の話です。
やっぱり肥料の話は魅力的です。あの肥料を使えば素晴らしい花が咲くかも!?という想像(妄想)はやめられません(^o^)/

 窒素=葉肥、リン酸=花肥・実肥、カリ=根肥という、合っているようで合っていない説明に疑問を持った時、専門書コーナーに行って見るとびっくりします。
つまり難しくてさっぱり分からない・・・・(ちなみに当会が講習会を行う、長居公園花と緑と自然の情報センターにも専門書が沢山あり無料で閲覧できます)

 

 ブログ担当が色々探して、良いなと思ったのは「土と微生物と肥料のはたらき」(山根一郎著 農文協です。

https://www.amazon.co.jp/%E5%9C%9F%E3%81%A8%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%A8%E8%82%A5%E6%96%99%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%8D-%E8%BE%B2%E5%AD%A6%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC-%E5%B1%B1%E6%A0%B9-%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4540880373


元々農業高校の「土・肥料」の教科書として作られたそうで、分かりやすい良本だと思います。しかし結構古い本ですし、買うとなるとお金もかかります・・・


それで肥料に興味のある方でサラっと見てみたいという方に、清和肥料工業さん(大阪の会社です)のウェブサイトをお勧めしたいと思います(リンク以外にも色々面白い資料があります)。

清和肥料工業株式会社

 

有機肥料講座~科学の目で見た有機肥料

http://www.shk-net.co.jp/seminar/index.html

「肥料と植物栄養の基礎」

http://www.shk-net.co.jp/web/img/webdata003.pdf

有機肥料事始め」

http://www.shk-net.co.jp/web/img/webdata018.pdf

 

主に窒素についてですが、分かりやすくまとめられていると思います。
これでも十分難しいと思うのですが、無料なので読める部分だけつまみ食いすればよいかと。

 

 どの肥料がお勧めなのか?ベテラン達の熟考して出した結論は、一周回って「バラ用の肥料でいいんじゃないでしょうか」「なんでもいいと思います」
となることが多いようです。これ別にいい加減に答えているわけではないと思うのですが、いい加減に聞こえますよねぇ。

 

 ちなみにブログ担当が過去使ったことのあるのは・・・・
バイオゴールド、マイローズばらの肥料、グリーンキング、ハイポネックスばら専用置肥、ブラドミン5、自家製EMぼかし、鉄力あぐり有機1号、ロングトータル花卉1号(100日タイプ)、油粕+骨粉、バットグアノ、発酵鶏糞・・・・などなど。


趣味で使うものですので、効果も大事ですが、使い勝手と価格、入手の容易さを重視されるのが一番良いと思います。各ばら会には学者さんや、化学・薬学の専門家がいらっしゃいますので、深いところはそういう方々に尋ねてみてください。ばら展の賞品で協賛会社さまより肥料提供もありますので、ばら展に出品もお願いいたします。

秋にむけて

 そろそろ夏剪定のことを考える時期になってきました。
品種によっても違うと思うのですが、目安としては良芽で剪定して、剪定位置より下に健康な5枚葉が4枚以上ついていれば、秋の良花に期待が持てるようです。

簡単そうに思えますが、庭花と考えた場合低い位置で咲かせたい(低い位置で剪定したい)ものですし、コンテスト作りならもう少し葉が欲しいので、なんだかんだで夏に葉を落とさないよう管理することが重要となります。
病害虫防除はもちろんですが、薬害や酷暑対策、なるべくベーサルシュートを出させる等、梅雨から夏の管理が大事です。

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今、葉が落ちてなくても、品種によっては少し涼しくなってきた剪定時期にポロポロ落ちてきてガッカリしますので気が抜けません。(写真は右が葉が落ちにくいガーデンパーティー。左が落ちやすい気がするファーストレディ・アキエ

 ちなみに会長には「現時点で完璧。いつでも庭を見に来い」と自慢されました。秋のばら展が楽しみですね(笑)

 

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もう少し早く出て欲しかったフロリバンダのベーサルシュート。

 

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暑くて絶賛放置中のミニバラ須恵姫(下葉にハダニ跡あり)。

 

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チューレンジハバチ幼虫。アシナガバチさんのエサ用に放置。

 

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ロージークリスタル。

会報が届きました

 帰宅すると、関西ばら会の会報が届いていました。新副会長が今回より担当してくださいました。ブログ担当の駄文も掲載されておりますが、お恥ずかしいかぎりです。ばら展については、当ブログでも紹介しておりますので、会報と併せてお読みください。

・パソコンでご覧になられている方は、画面左側にあるカテゴリーのところの「ばら展」をクリックして下さい。
スマートフォンでご覧の方は、この記事の題名の下に小さく書いている「ばら展」をクリックするか、2017年5月から6月の記事を探してみてください。

 

 

気象庁|報道発表資料

 気象庁によると、7月の西日本の気温はかなり高かったようです。
関西地区でみると平均気温で1℃以上高く、降水量は70%程度少なかった模様です。
8月は今のところ並み程度かと思いますが、早くから暑さに傷めつけられたバラの夏負けはどうなるんでしょうね?
関東地方は関西と全く違って、現在は梅雨のような気候になっているらしく、涼しいのは良いにしてもかなりの日照不足とのこと。これはこれで苦労しそうです。


 通常の四季咲きバラの剪定はまだ先かとは思いますが、一部の、枝が非常に長く伸びた先に花をつけるシュラブローズはそろそろ剪定適期となります。


 そういえば親戚がイングリッシュローズリビア・ローズ・オースチンを今年庭に植えたのですが、完全放置栽培にかかわらず、病気が出ていませんたいそう耐病性の強いバラだなぁと感心しました。
しかしシュートがなが~く伸びてもまだ蕾をつけない。これは秋にあまり咲かないか、今頃剪定しないと秋の良い時期(10月20日以降)に咲かない品種じゃないのかな~、と思ってしまいました(ただの感想なので間違っているかもしれません)。

www.davidaustinroses.co.jp
リビア・ローズ・オースチン。発売時、この解説文を見たときは衝動買いしてしまいそうになりました(笑)カタログの花と実際の花に違いがあるように思うので、実際の花を見て検討するのが良いと思われます。

お盆

 お盆ですね。入ってくる話によると、コガネムシ幼虫対策をしたりハダニ対策をしたり、暑さに負けず色々頑張っているようです。

 

 ブログ担当は講習会の日に、会員さんに鉢バラを2株お譲りし(講習に使用した株です)、さらに昨日7株廃棄しました。

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別に生育不良という訳でもないのですが、過去最大に株数が増えたことでどうもハダニが発生しやすくなった気がするので、処分しました。

株を処分する場合、ついでに根っこを見てみると何か発見があるかもしれません。今年は新しい配合の培養土にしたので、根はどんなもんかいな?と並べて見てみましたが、やはり不満がありました。来年改善しようと思います。

 

 今年は、自家製のあえて腐熟の進んでいない固めの腐葉土を作製して気相の確保(up)を狙いました。写真にも少し写っていますが、まだ固めで残っていて狙い通りではあります。しかしそれでも腐葉土は相当分解が早いようです。

本当はベラボンを培養土に組み込みたいのですが、コスト的になかなか厳しい。

培養土なら地球に優しいヤシの実チップ「ベラボン」

モミガラ堆肥を自作すれば、コスト的には良いのですが自作は面倒くさい。そしてモミガラ堆肥の自作は少し難易度が高い。しかし市販しているモミガラ堆肥は目的に合わない。鉢栽培(のコンテスト作り)も凝りだすと色々面倒くさいものです。

 

 他、またハダニが発生したので対策しました。やはり風通しが悪いところから出やすい気がします。株数を減らして密植を避けることが一番効果的なのかもしれません。

整枝に関しても「葉っぱをなるべく残す」と「ムダ枝は切り捨てる」のどちらを優先するか迷うと思うのですが、どちらかというと切り捨てたほうが、色々な意味で良いような気がします。

 

 名花ファーストレディ・アキエ、今年育てて二年目なのですが、夏に弱くて葉を落としやすい品種だと強く感じているのですが、気のせいでしょうか?

去年は順調に夏を越せたと思ったら、9/15くらいから剪定した下葉がボロボロと落ちまして、多数のステムが使い物になりませんでした(花は咲きますが)。

今年は梅雨を感じないくらい暑さが早かったせいか、すでに葉っぱを落ちている株がちらほらと。今年は葉面散布も減らして(葉への負担軽減)色々工夫しているのですが、なかなか思う通りいきません。レッドクリフなんかは全く落ちなくて優秀なのですが・・・・秋のばら展では名人さま方に上手い方法がないか聞きまくろうと思います。

8月6日の講習会について

 8月6日(日) 14:00~16:00 長居公園 長居植物園内、「花と緑と自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方(8月・9月の手入れ)」の講習会を行います。
一般の方も予約していただければ受講可能(教材費200円が必要)ですので、興味のある方は、下記urlより内容をご確認のうえ、予約をお願いいたします。

 

www.nagai-park.jp


今回は出席者に、薬剤についての新資料が配布される予定です。
またブログ担当宅の肥料が余っているので、小分けにしてプレゼント用にいくらか持参する予定です。数がないので抽選かなにかになると思いますが。

会員の方は講習会前12時頃から、有志で食事をとりながらばら談義を行いますので、時間のある方はお集まりください。

2017-18年新品種

 京成バラ園芸が扱う新品種が発表されていました。

ec.keiseirose.co.jp

 ブログ担当は最近の新品種はコルデス(Kordes社)が良いな~、と常々思っています。
クリスティアーナという品種なんかはずっと気になっています(場所がありません)

https://ec.keiseirose.co.jp/item/detail/20160

強く美しく香り高いつるバラ。ドイツ本国ではフロリバンダということなので、日本でもアンジェラのように秋も良く咲くのでは?

今年は購買欲をかきたてる品種はありますでしょうか?

 

ちなみにイングリッシュローズ(デビッド・オースチン社)の新品種はこちら

www.davidaustinroses.co.jp

レッドクリフ

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 コンテスト界で有力品種となっているレッドクリフ。隠しておこうと思いましたが、(ネタがないので)作出者さまが書かれた資料を公開します。

 

注目は

  • 大株よりも若い株で秀花が咲く
  • 鉢植え8号鉢に秀花が咲く

と明記されていることです。鉢植え8号に関してはブログ担当の感想も同じで、今まで入賞したレッドクリフは全て8号鉢です。10号、それより大きな鉢も試しましたが8号の方が良花が咲きます。

 

またこれはブログ担当の個人的な観察ですが

  • それほど水を欲しがらない
  • 耐暑性があるので、猛暑でも葉が落ちにくい
  • コンテスト品種の中では耐病性も強い方
  • 花が咲くときは日照時間はむしろ少ない方がよい

ので、今のような猛暑時は、陽当たりの良い灼熱地獄に移動させ、涼しくなると全然太陽が当たらないところに移動させるという便利屋扱いが可能です。

 

欠点はステムが伸びにくいことと、花時に窒素が残っていると丸弁になってしまうことですが、作り方でなんとかなります。

芯が狂いにくく作りやすい品種なので、コンテストを始めたいが地植えスペースがあまりない、陽当たりもそんなに良くない、という方でも一年目の秋から新人賞はおろか、入賞・一等も狙える品種なので興味のある人は作ってみて下さい。やや早咲きだと思います。

入手先は日本ばら会でどうぞ。

公益財団法人 日本ばら会