関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

浮花競技HT3花

 明日は「大阪ばら祭 2017」の初日です。平日ですがお時間ある方は是非お越し下さい。

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 ブログ担当は明日は参加出来ないので、家で咲いた花を切ってみました。

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写真の花は「寿」と言います。東濃ばら会会長さんの新花で、まだ一般には出回っていない品種かと思います。去年ばら展で分けていただきました。

今回はおちびな花が咲きましたが、この花の良いところは香りが良いことです。いわゆるコンテスト品種は形と花持ちを追求していった結果、香りに欠けることが多いですが、この品種は中香以上の甘い香りがあります。

 

 明日のコンテストに「浮花競技HT3花」がありますが、この花は浮花に出したら面白かっただろうな~とか思ってしまいます。浮花は花器との関係でやや小ぶりな花で揃えたほうがバランスが良いと思います。組花と同じくなるべく大きさなどを揃えて出したい競技です。葉は添える程度とします。

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バラの輸送方法

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 もうすぐばら展ですね。今年は3月がやや涼しく、4月が平均的、5月が高温で総合的に見ると平均的な気温の春だと思います。なので5月12~14日のばら展は「少し早い」といったところ。花が集まるか少々心配です。上の花はブログ担当庭で初開花したバラです、久しぶりのバラなので可愛いものですが・・・

 

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中にはこんな花も・・・上のほうのプツっとした穴は、おそらく蕾のときに青虫の類に食べられた跡、右下は早速やってきたコガネムシの類にかじられた跡です。コガネムシにかじられると庭花としても鑑賞に堪えなくなりますので・・・・

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「これは!」という花には先日の内容通り、100均で売っている流しの三角コーナー用の不織布を被せてやると被害を防ぐことが出来ます。

 

 話は変わって、ばら展に出品する場合の花の輸送方法です。ベテランの方はそれぞれ工夫した色んな手法で持参されています。それらの方法は会場で見ていただくとして、今回は初めて出品される方向けの簡単な方法です。

・お車で来場なさる方は難しいことは何もありません。バケツに水を入れて、花を入れてご持参ください。車中、水がこぼれないようにだけご注意下さい。

 

・電車・バスで来場なさる方は

  1. 早朝に採花する(長めに枝を切る、見頃より少々若い花を切る)
  2. 水揚げを1時間ほど行う。バケツに水を満々とはり、採花した花をそっとつけて水切り(水中で茎を切る)を行う→1時間ほどそのまま。花が水に濡れないよう注意。なるべく花首下まで水がくるように漬けたほうが良い。
  3. 広告紙で葉っぱごと枝をつつむ。葉が傷つかないよう優しく丁寧に。
  4. 花を保護する。京花紙(きょうはながみ)で花を包むのが伝統のやり方ですが、初心者は上記の写真のように、三角コーナー用の不織布で保護するのが安価・簡便で良いでしょう。
  5. 綺麗に洗った牛乳パックに少しだけ水を入れ、広告紙で包んだ花を入れる。
  6. 牛乳パックを手提げ袋等に入れて、花を傷めないよう注意して持参

このような方法が簡単で良いと思います。輸送中の揺れや、会場の高温でかなり花が開いてしまいますので、見頃より若い花を切るのがポイントです。初めての方は受付にその旨伝えていただければ出品のお手伝いをさせていただきます。出品締切は12時ですので、11時までには会場に到着するようにして下さい。車でご来場の方は、中央第二駐車場に駐車いただくと会場の咲くやこの花館に近いです。

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枝直し

 ゴールデンウィークですね、バラ達は元気でしょうか?鉢ばらは水を切らさないよう注意してあげて下さい。ブログ担当は家族サービス・到着した新苗の植え込み・枝直しとヘロヘロになっていますが、今回はその枝直しについてです。

 

 お庭で見る分や、自宅での切り花にする場合は枝直しなど必要ないかと思いますが、ばら展に出して好成績を狙う場合や、花をさしあげたりする場合は枝直しをした方が見栄えがします。自分で写真を撮ろうかとも思っていたのですが、鎌倉ばら会さんのウェブページをリンクすることで手抜きします。

鎌倉ばら会

http://mohri.la.coocan.jp/rose/

 

大月さんのばら講座−5月

「6 枝直し」をご覧ください。

 

 大月氏には昨年初めてお会いしました。ご高齢だと思うのですがお元気そのもので、今なお〇百株を栽培されているそうです。育種家としても高名な方で黄色バラの「鎌倉」、名花と評判高い「白秋」などを作出されています。

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 また比較的新しい品種の「あおい月」は、トゲが少な目で花持ちが非常に良く、緑色から黄色に変わる魅力的な品種で、ばら展で飾ると来場者に人気がある花です。

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ひらかたパークのバラ園の一部改装

 この冬、ひらかたパークのバラ園が一部改装されました。
入ったところにある区域のバラが入れ替えられ、新しく「クールジャパン」のコーナーが設けられるようです。植えてある品種はお膝元のF&Gローズの各種(あおい等)他、ロサ・オリエンティスのバラや夜来香も植えられていました。 このコーナーは古いイングリッシュローズが多く植えられていて、ブログ担当のような者は定期的にチェックしていたので少し寂しい思いもあります。


 ザ・スクワイヤー、シュロップシャー・ラス、ペルディータ、メアリー・マクダリン、ポッタアンドムーア、プリティジェシカ、エヴリン、セント・セシリア、トロワラス等があったのを思い出します。(シンベリンやロードリー・オベロンはありませんでした)ペルディータは大阪の靭公園で、フェア・ビアンカの横にあったように記憶していますし(定期的に入れ替えがあるので今はあるか分かりませんが)、エヴリンは中之島公園にたくさん植わっていますが、他は泉南オースチンガーデンでも見られない気がします。

 古いイングリッシュローズは伸びすぎたり、はたまた弱かったり、秋の花数が少なすぎたりで欠点だらけ(でも魅力があります)なので、入れ替えは寂しいですが仕方ありません。今流行の品種が沢山植えられたので、バラファンにはまた楽しくなると思います。苗が小さすぎるのでこの春は期待出来ませんが、秋か来年春はそこそこ花が咲くと思います。


 ひらかたパークのバラ園の奥には、岡本勘次郎さんゆかりのオールドローズが保管されて植えられています。本国でももうないような品種もあるそうです。モスローズなどは目にする機会が少ないので行って見ると楽しいかもしれません。雨で濡れたモスローズ(ブラックボーイやワルトラウト・ニールセン等)は魅力的です。

雷と突風及び降ひょうにご注意を

大阪では昼頃が一番風が強い気もしますが、気象情報では夕方からということです。西風になりそうです。

気象庁 | 気象情報

雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第2号

平成29年4月29日04時58分 気象庁予報部発表

(見出し)
西日本と東日本を中心に、29日夜のはじめ頃にかけて、大気の状態が非常
に不安定となる見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な
強い雨に注意してください。

(本文)
[気圧配置など]  西日本から北日本の上空約5500メートルには、氷点下24度以下の寒 気が流れ込むため、29日夜のはじめ頃にかけて、西日本と東日本を中心に 大気の状態が非常に不安定となる見込みです。 [防災事項]  西日本では29日夕方にかけて、東日本では29日夜のはじめ頃にかけて 、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。発達した 積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努 めてください。  また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注 意してください。 [補足事項]  地元の気象台が発表する注意報、気象情報に留意してください。  次の「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」は、29日17時頃 発表する予定です。

コガネムシ対策

 開花期ももうすぐですね。さて春の開花期でやっかいな虫といえばコガネムシの類の成虫です。飛来してきて花弁をむさぼり食います。白色・ピンク等薄い色で香りの良いものが特に狙われる傾向にあります。

 そこで当会会長に教わった方法をご紹介します。

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100円ショップで売っている、流しの三角コーナー用の水切りフィルターです。

これを被せておいたものはコガネムシの被害に全くあいません。花を傷つけることもありません。「ストッキングタイプ」と書かれているものが使いやすいと思います。サイズをいくつか用意して、花の開花に合わせて変えてください。

 

 「これは!」と思った立派な花枝の花がまっさきに被害に遭いますので、ばら展に出してみようと思うものに一度試してみてください。雨のときは傘をさすか、外してしまったほうが良いでしょう。

組花(10本組花、5本組花、2本組花等)

 しばらく止まっていた競技種目の説明です。組花です。
組花の場合は、各花が揃っていることが重視されるようです。すなわち花の大きさ花型色調など。
5本組花・2本組花・10本組花色々ありますが、基本的には同じ考えのようです。
同じ品種で全て揃えなくてはいけないということはなくて、色々な品種を織り交ぜてよいのですが、花形や色調を揃えるという観点から、同じ品種で揃えることが多いようです。生け方(花の並び)も特に決まりはありません。ベテランは花を見てから一番見栄えのする生け方を選ぶようです。

 関西は一本花より組花を重視する伝統があったと聞いております。その理由は「一本だけならまぐれもあるが、揃えて出すのは実力がないと出来ない」ということのようです。
他、少々の葉のキズや虫食い跡は、組花だと誤魔化せるのも良いところです。

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水やり

 暖かくなってきました。バラも蕾がついてきた、またはもうすぐ蕾がつきそうといった状態かと思いますが、この時期はかなり(一番?)水を欲しがります。鉢植えのバラの場合、表土が乾いてから水やりと一般に言われていますが、この時期は無視して表面が濡れていても、危ないかな?と思ったら水やりをしたほうが無難です。大丈夫と思って出かけたところ、帰ってきたらグッタリと水切れをおこしていた・・・ということがよくあります。ご注意下さい。

 鉢植えの水やり頻度も今まで週に一回で大丈夫だった方も、そろそろ4日に一度とか回数を増やして下さい。4月が終わるまではある程度水を与えたほうが、バラも元気になるようです。とはいえ調子に乗ってあげすぎると、葉っぱが急に巨大化する・ステムが間延びするということになるので適量でお願いします。

 

 スタンダード仕立てのバラの根本から台木のシュートが上がってきました。こういう場合はシュートの根本から取ってください。

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 このくらいがバラ展にタイミングが合うステムでしょうか?

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 ミニつるばら、夢乙女。

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 ミニバラ、須恵姫。

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 鉢増しした新苗も大きくなってきました。支柱を立てて接ぎ木テープを外しています。シュートももうすぐ伸びてきそうな気配です。

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明日は春の嵐だそうです

 関西地方は、明日4/17夕方からこの春二回目の春の嵐が来るそうです。主に南風だそうです。風対策にお気を付け下さい。

 

 今日は暖かかったですね。ブログ担当の持ち株で、ステムが伸びにくい?と言われているコンテスト向き品種は、全株ステムが伸びず蕾が見え始めました。春のばら展には出せなさそうです。昨秋は活躍してくれたのですが、その反動でしょうか?全株壊滅とは。もう一つの期待品種も、いまいちステムが頼りない感じでやきもきしています。

 

 そのばら展の日程表ですが、今週中に発送出来そうなので週末までにはお手元に届くかと思います。もうしばらくお待ちくださいませ。

 

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接ぎ木苗経過

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 接ぎ木講習会に参加した皆さま、接ぎ木苗は順調でしょうか?ブログ担当は4月初めに鉢増しをし、容赦なく一番風当りの強い場所に支柱もなしで(秋だけ品種の)魅惑とともに置いておきました(意外に無事です)。まだ二段目が伸び始めたばかりなのに、シュート?時期的にシュートもどき?が出ている苗がちらほらと出てきました。

 

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 本当はもう少し遅く出て欲しいのですが、出てしまったものは仕方ありません。株元のクラウンを大きくするのに接ぎ木テープが邪魔になるので、ブログ担当は4月中に(支柱を立てて)接ぎ木テープを外すことにしています。

こういう二本同時に伸びてきた場合、太い枝にするために芽かき(シュートかき)をした方が良いのか悩むところですが、面倒なので放置することにしています。丁寧に育てたい方は太さと伸びる方向を考慮して一本残して、芽かきしたほうが良いでしょう。

 町中のばら園を見ると、もう蕾がついている株もありました(弱小ステムというわけではなくそれなりに伸びた枝にです)。ばら展に合わせることを考えると早すぎますが、庭花として考えると涼しい時期・コガネムシ成虫が出てこない時期に咲くので悪くありませんね。