会員のみとなりますが、4月22日(土曜日)に毎年恒例のナーセリー見学会を行います。
前回の講習会にて詳細を告知したかと思いますが、講習会不参加で見学会参加希望の方は会長等に連絡して集合場所等確認お願いいたします。
会員のみとなりますが、4月22日(土曜日)に毎年恒例のナーセリー見学会を行います。
前回の講習会にて詳細を告知したかと思いますが、講習会不参加で見学会参加希望の方は会長等に連絡して集合場所等確認お願いいたします。
気温が上がってきて大阪でも桜がちらほらと開花してきました。
「桜が咲くころ、バラにアブラムシがつく」と先輩より教わりましたが、ブログ担当の庭でも週末今年初めてのアブラムシを7匹発見しました。スリツブースの刑に処して無事おさまりましたが、本日町なかのセイタカアワダチソウに黒いアブラムシが沢山いるのを見ました。また近所の公園の放置ピエールドゥロンサールにバラゾウムシが5匹ほどおりました。
うどんこ病もそろそろ心配ですし、今週末あたりに薬剤散布(又はいわゆる無農薬資材の散布)を行うというのが無難な選択かもしれません。する場合は薬害が怖いので倍くらい薄めの濃度で薬剤散布を行ってください。
薬剤散布の回数を少なくしたい、薬害が怖くて仕方ないという方はもう1週遅らせて、アブラムシを手動で削除するという方法も考えられます。株数少なく、うどんこ病に春先悩まされない方はそれでも良いかもしれません。
上手な方で昨年もうどんこ病を発生させていないという方は、4月の後半までノーガードでも、うどんこ病は発生しないそうですが、真に受けて白い粉まみれになった方を結構知っています。ご自分の環境や例年の傾向に合わせて対応して下さい。
うどんこ病は窒素過多だと当然発生しやすいですが、あまり教科書では見ませんが根が乾き気味になると発生しやすい気がしています。同じ理屈で若い株も水を吸う力が劣るので発生しやすいようです。灌水にも気を遣ってみて下さい。
これは昨年、ある会員さまのお宅でピエールドゥロンサールのシュートが12本くらい出ていて、「こんなにあっても邪魔!」ということでしたので、ブログ担当がピエールのシュートに香りの四季咲きバラの芽を芽接ぎしておいたものです。
すっかり忘れていましたが、芽吹いてきたようです。この調子で行くと一株で壁面にピエールが満開、手前の方に別の香りバラが咲きます。丁度顔の高さで咲くので香るのにも好都合です。遊びですがこんな楽しみ方もあります。気に入らなければ切り落として別の品種を接いでお手軽に更新することも可能です。
本日は市民対象講習会がありました。ブログ担当は所用のため欠席でしたが、来月のバラシーズンに向けて手入れをぬかりなく行っていきましょう!強風対策もお忘れなく。
大輪一花競技とも言われる種目です。各種競技の中で、最も大事な競技と見なされています。日本ばら会を始め各地域ばら会でも、大輪一花に最も権威のある賞として、会長杯を割り当てていることが多いようです(当ばら会は違ったりしますが)
その理由は、大輪一花に出品された花枝を見ると、芽吹いてから花が咲くまでの経過、手入れの仕方、栽培技術のレベルが如実に解るから、ということのようです(「この花でももの足りない」より引用)。
従ってこの競技は特に花だけでなく、花枝を見られます。よく批判の対象となる「少しの傷や病気の跡をことさらに大きくあげつらう」というのもこの競技には確かに適用されるようです。
とはいえ当関西ばら会は「おおらか」が売りですので、あまり神経質な減点主義になることはないようです。
他、花の見方に関しては審査基準説明に準じます。
花枝はフラスコの口から花首までが50センチ以内です。65センチほどのステムが取れれば、フラスコの底まで枝がつきますが、初めはとても取れませんので、会備え付けの緑色のペーパーを使用し、浮かせて固定します。花枝に五枚葉が二つないと駄目です。
当ばら会の栽培者は庭植えの方がほとんどです(ハウス栽培の方はあまりいません)。風や雨の影響を受けやすいですが、頑張って作っています。
品種も特定の入賞しやすい品種に偏りやすい傾向にあるのですが、特にベテランは打率の低い品種でも意識的に作って持参しているようです。
入賞していない花にも面白いもの・魅力的なものがあります。是非お越しになって、入賞花だけでなく全ての花をご覧になって下さい。そして出来れば花をお持ちになってご参加下さい(一般・新人の部は当日エントリー可能です)。
接ぎ木講習会に参加された皆さま、新苗の調子は順調でしょうか?
2月(2/19)に紹介した上の苗達も、今はこんな感じになりました。成長しましたね。
5枚葉が4つか5つ出たら、その上で一度ピンチして下さい。ブログ担当の場合はこのくらいの状態で4月になったら順次、8号か10号スリット鉢に鉢増ししていきます。見た目まだ早いように思えますが、気にせず鉢増しした方が結果は良いようです。
上記の写真は12月20日くらいに接ぎ木して、1月始めに屋外南側へ。1月・2月をほぼ無肥料で、3月から肥料効かせた株です。
こちらの株達は同品種・同一系統の穂木を同じ出所の台木に1月20日くらいに接ぎ木。2月の始めに昼はベランダ・夜は室内に取り込み(夜間温度12度くらい)、2月の中旬から南のベランダに出した株です。肥料は同じく3月から効かしています。
見た目はかなり違います。違いは接いでから肥料を効かすまでの期間と遮光の有無です(ベランダに出すと屋根で遮光されます)。
どう見ても見た目は後者の方が良いので、ブログ担当は接ぎ木を頼まれた場合、ベランダに出して遮光することにしていますが、中身は変わらないというかむしろ前者の方がタフなはずです。
接ぎ木講習会に参加された方は、色々試してどう育てたら一番自分に合うか試してみて下さい。講習会で伝えた内容はブログ担当が良いと思っている方法ですが、環境や育て方の癖でご自身に合う方法は別にあるはずです。
現状でもう二回ピンチを終えて、三段目がギューンと伸びているようなやり方をしている方もいます。予防の薬剤散布を数回されている方もいるでしょう。やり方は人それぞれ、どのやり方・どんな苗が一番秋の花が一番美しく・数多く咲くかご自身で試してみて下さい。
もうすぐ4月です。4月はかなりの暴風が数回関西地方を襲います。今のうちから出来る対策をしておいたほうが良いと思います。
4月の暴風に関しては、天気予報はあてになりません。突如暴風が吹くことがあるので、事前に対策をして下さい。台風クラスの強烈な風でステムがボロボロになります。
昨年の2016年は、4/16の夜に暴風雨と予報が出ていたのですが、夜は雨だけ。安心した翌日4/17に晴れたとたんに猛烈な風が吹くという最悪のパターンで、ブログ担当の庭は壊滅しました。
http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/bosai/disaster/20160417/20160417_toyama.pdf
4月の風向きはデータを確認したところ、南風であったり北風であったりこれといって決まってないようですが、いわゆるビル風と言われる近隣の建物が作り出す風向き(+強烈になる)があるので、強い被害を受ける場所は決まっているようです。
鉢を移動しておく、支柱を建てる、防風ネットを使う、ハウスにするなど対策は色々あると思いますが、ブログ担当は鉢植えは陽当たりを犠牲にして風当りの少ない場所に今から疎開。「秋だけ品種」の魅惑を捧げものにして祈ることとします。
風対策の失敗例としては
・・を経験しています。とにかく尋常じゃない暴風が吹くのでご注意を。今年は4/10から4/16の週が危険と睨んでいます。
気象庁の冬(12月~2月)の天候まとめです。
「全国的に暖冬だった」とあります。
ですが、実感と全く合わないので、ブログ担当居住地付近のデータで検証してみました。(「各種データ・資料」→「過去の気象データ検索」で出ます)
過去10年と今年を足した11年で見ると、今年は11年間で6番目の寒さ。平均気温で見ると「少しだけ寒い」という結果が出ました(気象庁は過去30年で平年値を出しているようです)
3月もまだ半ばですが、やや寒いようです。桜の開花も大阪では(去年より1週間以上遅くなる)4/1予測だとか?(このくらいの時期になると開花予測は当たります)
問題は4月・5月の気温で、ばらの開花時期ですがどうなるでしょうか?日照はこれからも豊かなようなので、ブラインドの心配は少なくなりそうですね。去年は暑すぎて、色が出ずに咲いた品種が多かったように思いますが(ピエールドゥロンサールはどこもかしこも色が出てなかったような)、今年は良い色で咲きそうな気がします。
前回の投稿は文字ばかりで分かりづらいので、「一般・新人の部」に実際出品された写真で説明します。ポイントは4点ということでした。
1.まず見られるのは全体のバランス。花は大きいが葉と茎が貧弱なものは上位に入賞しません。程よくバランスがとれているものには「花品(かひん)」がある
2.花、葉、茎が新鮮であること。病害虫の跡や風雨や薬害による損傷があると減点の対象
3.それから花を見る。花を上から見て丸く咲いているもの、つまり花弁がまんべんなく四方に開いているものを整形花とする
4.次いで花の真ん中、花芯を見る。花芯が偏らず真ん中にあり、鉛筆の芯が入りそうに高く伸びあがっている花(注:これは高芯花の条件で新人の部はどんな花でも出品OKです)
右のピンクの花は「ロイヤルハイネス」という花です。
1.葉と茎(ステム)が花と比べて弱いです
2.花が疲れて垂れて新鮮さがありません。
輸送や会場の暑さで思ったより花が進んだり疲れたりするので、(特に春は)少し若い花を切って、一時間くらい水揚げしてから持参すると良いようです。
左の「あおい月」は新人の部としては優秀すぎます。
1.バランス良い
2.花色がとくに鮮やかです
3.整形です
4.花芯も出ています
このレベルが新人の部に出てくることは滅多とないはずです。
「コンフィダンス」です。
1.ステムが長くとれていて立派です。しかし下の方の葉が小さく、上の方が大きくなっておりバランスがとれていません。典型的な施肥技術の拙さです。
2.病害虫や薬害の跡はほとんどなく葉色もきれいです。
3.整形度はなんともいえません。
4.花芯は見事に潰れています。
ブログ担当の新人時代の力作です(^-^;
黄色の花はデルバール社の「スヴニール・ドゥ・マルセル・プルースト」という品種です。
1.全体としてまとまったバランスをしています。ただ茎(ステム)が短くて生けるのが大変なのでもう少し長く切ってきた方が良いです
2.花色が非常に鮮やかです。葉もきれいです。
3.花も四方に開いていて、一番良い時に審査時間を迎えられたのではないでしょうか?
4.会員の部は高芯花でないと入賞しないようですが、「一般・新人の部」はこのようなディープカップ咲きでも関係なく入賞します。
少し花がななめを向いているので正面を向くように生けてればもっと良かったと思います。
赤の花は「熱情」という品種です。
1.もう少し花が大きく咲けば最高だったのでしょうが、まとまっていると思います。
2.新鮮さも良いです
3.少し若い花かもしれませんが、きれいな花です
4.花芯はきれいに出ています。
花がよくてまとまっています。
・・・・とこんな感じで見られていると思います。 ブログ担当は審査員ではないので間違っているかもしれませんが(^-^;
出来ることなら審査後、ベテランや審査員の方をつかまえて講評してもらうと改善点が明確になります。出品することで改善点が明確になるのは、ばら展出品の一番のメリットだと思います。当然お庭のバラもレベルアップすること間違いなしです。
www.sakuyakonohana.jp初めての場合は出品前に受付に声をかけていただければ、お手伝いさせていただきます。会員でなくても出品出来ますので、今から少し手をかけて出品を目標に栽培してみませんか?
ばら展に出品お願いします、と言っておきながら、どこを見られるか?(審査基準)を載せていませんでした。
種目は後日発表となりますが、ここでは基本の「一本花」のポイントを記載します。
細かい審査基準は書ききれませんので、簡潔にまとまっていると思われる、日本ばら会会報「ばらだより」No.607 2007年5月号 公開座談会 p.21 「6.審査の基準と花の見方」の内容を要約します。
・・・・と書いても余計に分かりづらいので、次回の投稿で写真入りで説明しようと思います。
3.と4.はこの写真で多少は分かりやすくなるでしょうか?
こんな画像もありました。
他、審査について書かれたものに
が、あります。「この花でももの足りない」は2016年10月に出版されたものなので入手可能だと思われます。中級以上のコンテスト派が対象のようですが、良書です。定価2500円。問い合わせ先は日本ばら会のようです。
電話:03-3702-9413
FAX:03-3702-9414