関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

剪定日和

  本剪定はお済みでしょうか?関西の気候の場合、今日から来週末にかけてで剪定を終わらせるというのが無難な剪定時期かと思われます。今日は暖かく天気も良いようなので、絶好の剪定(と布団干し)日和かと思われます。


 先日、大先生と電話でお話しさせていただきましたが、昔はいつ剪定しても咲く時期は変わらなかったものだけど、最近はどうだろう?という話題が出ました。
去年や一昨年のように非常に暑くなると予想して、相当剪定を遅らせる・・・といった賭けをする人もいるかと思いますが、今年の春の気温はどうなるんでしょうね?


 他、あるコンテスト向き品種は基本ケンケンした咲き方をするが、かなり少ない確率だけどふんわりとした咲き方をする花がある。
同じ人が同日に持ってきた花の中にもそういうふんわりとした花が一本だけあったりする。株が違うのかなあ?という話題もありました。


ブログ担当はその品種を育てていないので、なんともな話でしたが、「この時のあの花と去年の○○さんのあの花」を他の花と見比べてみて・・・という指定を受けましたので写真を見てみました。
今まではドレッシングでそうなっていると思っていましたが、スッピンの状態で明らかに違いがあるそうです。先生はふんわりが好みだそうで・・・・

それを聞いて、その品種を大量購入して当たりを待つ・・・という愚行をしでかすのではなかろうか?と自分に怯える週末です。

 

f:id:kansairose:20170226093437j:plain

 写真は本文とは関係のない品種ですが、ロイヤルハイネスという品種です。

伝統の品種ですがなかなか良花が咲きません。おまけに大ベテランの先生にはかつての最高に咲いたロイヤルハイネスが頭にあるので、ちょっと良く咲いたくらいでは相手にしてもらえない損な品種かもしれません。とはいえ自宅で見る分にはこの程度の三流(四流?)ハイネスでも他の庭花と比較すると凛然とした気品があり別格といった感があります。病害虫に(非常に)弱いということですが、変な癖はないので育てやすい品種だと思います。

 ある名人様に教わった話ですが、昔、関東の名人が出品されたロイヤルハイネスは5月に入ってから一度も水をやらず花を仕上げた。その時のロイヤルハイネスは銀色がかって輝き別格の発色だった・・・とのことです。

ホット神崎 10本組花

f:id:kansairose:20170222223503j:plain

 ばら展の様子を少し紹介します。この品種は「ホット神崎」という名前で「ホットコウザキ」と読みます。命名された方は大名人で、お住まいの神崎町にちなんでいるそうです。
当ばら会にも審査に来ていただいたり大変お世話になっており、わたくしブログ担当も(あちこち追いかけては)図々しく声をかけて勉強させていただいています。

 

 最近あまり流行らない(?)こういった剣弁高芯のバラですが、皆さまはどう感じられるでしょうか?
ただバラ展の日に、これだけ揃えて咲かせるというのは本当に難しいのです。
特にこの花の栽培者様は遠方より持ってきていただいているので、輸送の問題もあります。それだけ丹精込めたバラが出品されます。是非ばら展にお越しになってご覧になって下さい。

 

 この品種は太陽光線のあて具合によって、弁端の色がかなり変わります。弁端を薄いピンクに咲かせることも出来ますが、栽培者の情熱が表れたような紅色です。
花には人柄が出るのでしょうか?そういえば栽培者様は、この花のようにスラリとした女性です。

接ぎ木経過

f:id:kansairose:20170219133258j:plain

 

f:id:kansairose:20170219133310j:plain

 

 接ぎ木した苗が成長していく姿は可愛いものですね。ブログ担当のところの接ぎ木苗は今こんな感じです。

接いで2週間経って活着した後は外に出しているので、一番早い組でこんなもんです。まだ芽が伸び始めのも一杯います。温度の高いところに置いている方や、肥料を早めに与えている方はもっと成長していると思いますが、ある程度伸びたらピンチして下さい。逆にまだ伸びていないという方も全然気にしなくて大丈夫だと思います。3月になると急激に成長してきますし、苗の時期は草体を伸ばすより、根を重視した方が良いと思います。

肥料過多気味で葉っぱが茂ると、苗のうちから殺菌剤が必要となったり、草体の割に根がいまいちの徒長生育で伸びしろがない、その他強い日射しでチリチリになる、凍害発生・・・・ということをブログ担当は経験しました。

 

 ブログ担当は、接ぎ木講習会の内容通り、植えつけ時に弁当肥えとして活力剤。しばらくしてリンカリ肥料を少しやったのみです(色々手をかけたい人向けで、基本的には不要)。来週末は2月末となりますので、肥料を少しあげようと思います(配布プリントを参照してください)。

 

 どうしても友人の苗が成長していると、うちも負けじ!と成長させたくなりますが、あまり張り合わない方が無難だと思います。3月になって啓蟄を過ぎたころ(今年は3/5)から、草体も根も一気に成長してきますので、それに合わせて肥料を適量効かせてください。

 

 3月が終わったころ、5号鉢の土が崩れない程度の根鉢を作ることが出来れば、秋に十分一人前の株になります。名人と言われる方達の中にはかなり早いペースで株を作って、秋に最高賞を獲得されたりする方もいますが、4月の段階で見上げるような株を作ってしまうと、ハウスがない場合4月の暴風でなぎ倒されます(経験済)。このくらいのペースでも秋の新人賞なら十分狙えるくらいは育ちますので、焦らず育ててあげて下さい。

春のばら展は新種目がいくつか増えますよ

 こんばんは。ブログ担当は副事務局も兼ねてますので、夜なべして次の春のばら展の種目案内やら出品要綱を作成しておりました。

 

 次回のばら展は今までなかった新種目が増えるみたいですよ~。

「香りばら1枝」「アレンジメント(中)」等が新設されるようです。「香りばら」は大輪でも、房咲きでもOK。お庭にイングリッシュローズやフレンチローズ、河本にF&Gローズ等が多いって方も出しやすくなると思います。前回評判の良かった、一般新人の部の「自由浮花5花以内」も引き続きあります。

 

 新会長もなるべくみんなが出品しやすいように、と頭を悩ませているみたいなので、会員の皆様は是非出品して下さい!会員でない方も、「一般・新人の部」は当日出品可能ですので是非出品お願いします!!(会員でも初心者の方は「一般・新人の部」に出品可能です)

 

これ以上勝手に掲載すると怒られるのでやめておきますが、正式決定したらすぐこのブログでもアップします。会員の方には郵送で3月末に送りたい・・・・と思っているのですが、色々後にならないと決定しない事項もありまして、郵送は遅れると思います。すいません。

 

「大阪ばら祭り 2017」は5月12日(金)~5月14日(日)(@花博記念公園 「咲くやこの花館」)です。種目の説明や輸送方法もここでお知らせするので、たまにチェックしてください。

f:id:kansairose:20170216233633j:plain

メイアンの「コンフィダンス」です。技量が非常に出る品種のようで、ブログ担当程度ではこの程度しか咲かせられません。気候や肥料で発色も変わるようで、サーモンがかるピンクと写真のようなパールピンク(?)となる場合があります。ブログ担当は輝くようなパールピンクなコンフィダンスが好きです。

 

そろそろ本剪定?

 今日はバレンタインでしたね。バレンタインを過ぎてから3月初旬までが、関西の本剪定の適期だと言われます。

寒冷地ですとあまり早く剪定してしまうと、芽が伸びた頃に寒さにあたって、花芽がつかない(ブラインド)ことが頻発するようですが、関西平野部の気候だとあまり関係ないようです。(ビッグチーフなど特別ブラインドしやすい品種というのもあるようですが)

 

 とはいえ2015年と2016年は異常に暑く開花が早まりました。ばら展に出品しようと思うと、本剪定の時期も色々考えます。

我々のばら展「大阪ばら祭り 2017」は5月12日(金)~5月14日(日)(@花博記念公園 「咲くやこの花館」)です。ひと昔前まではこの日程だと「少し早い」といったところだったようです。しかしここ二年は暑すぎて、ベテランでさえも「もう花がない」といった状況でした。(主にハイブリッドティー種のことで、フロリバンダ・モダンシュラブはちょうど)

ベテランが出品するような花は、長く伸びた花枝に豪華な花が咲くのでやや遅く咲くものですが、それでも苦しかったとなるとブログ担当のような未熟者の花枝ですともっと早く咲く?だから剪定はかなり遅くしようか?でも今年は涼しい春だと困るし・・・などと迷うのもまた楽しいものです。

 

 基本的に春の剪定は秋と違って、早くしようが遅くしようが、咲く日はそれほど変わらずお天道様次第なので、気楽に、可能ならばフロリバンダやモダンシュラブ(イングリッシュローズなど)から剪定なさって下さい。

f:id:kansairose:20170214220209j:plain

岡本勘治郎氏作出の「高雄」という品種です。

鉢の土替え

 冬作業はお済でしょうか?ブログ担当はさぼりにさぼっていたため、鉢ばらの土替えがまだ終わっていません。早朝に起きて一日一鉢土替えすれば一か月で30鉢出来る!と一月初めに誓ったと思うのですが、現実にはまるで進みません。

 

 12月の講習会の時に土替えは説明したのですが、2月はしていなかったと思うので一応ここでブログ担当のところのをご覧に入れます。

 

f:id:kansairose:20170211202444j:plain

 

ブログ担当はこんな感じで土を落としてから約半分に切ります。切ってから残った部分はさらに念入りに土を落として、土が固まっている場合(購入した苗に多い)は水洗いもして土を落とし、癌腫等の被害がないか確認します。勿論切り捨てた下半分もチェックします。ちなみに上記画像は魅惑という品種で懸崖型8号スリット鉢で育てていました。

 

 

f:id:kansairose:20170211202755j:plain

このような感じで分かりやすく癌腫がついていれば一目で分かりますが、根っこをめくる下から覗きこむという行為してやっと見つかる場合もあるので、念入りにすることをお勧めします。この癌腫株は業者から買った新苗ですが、土替えするまで気づかずにいました・・・・迂闊を通り越してボケてきたのか?と自分を疑いたくなります。

 

いきなり地植えにしてしまうと、病気の発見が困難であったり、育ててみるとイマイチだなぁ、植える場所を変えたい、といった場合抜くのが面倒なので、なるべくなら外部からきた株は一年鉢植えで育てて、夏と秋に育成条件の試行錯誤・冬に病害虫のチェックを済ませてから地植えにしたほうが良いと思います(なかなか面倒で難しいですが)

 

 

f:id:kansairose:20170211204056j:plainこれは昨年接いだ新苗ですが(白いのは雪です)、一年鉢で育てて根を張らせてから地植えにしたほうが、隣の株との競合にも抵抗力がつきますし、万事好都合だと思われます。

 

 ブログ担当は鉢の中を出来るだけ白根で一杯にしたいという考え方で、かなり浅植えですが、会としてこの方式を勧めているわけではないのでご注意下さい。(浅植えをする場合、植え込み時入念に土を抑え込んで揺れないようにする必要があります。二月の講習会に来られた方はお分かりかと思いますが・・・・)

 

 癌腫に関しては、福井教授の下記の内容が分かりやすく、信頼出来るものと思われますのでよろしければご覧ください。

http://www.nichibara.com/2012/2012_gansyu_fukui.pdf

Facebookページを作りました

 関西ばら会のFacebookページを作成しました。

「いいね!」をクリックしていただけると、ブログが更新した場合、そのことがFacebook上で表示されると思うので便利だと思います。

 

Facebookを利用されている方は、「関西ばら会」で検索してみて下さい(バラではなく平仮名で「ばら」でお願いします)。よろしくお願いいたします。

ミスティ・パープル、ストロベリーフリル、シュネーヴィッチェン

f:id:kansairose:20170209215051j:plain

 ばら展の様子を少しご紹介します。真ん中は「ミスティパープル」という品種です。河本純子氏作出のバラです。
非常に美しいバラで、特に女性が好むバラだと思います。(写真は非常に下手ですがご勘弁を)

 河本さんのバラは美しく個性があるのですが、少し難しいところもあるようです。
そういったバラを本来の姿で咲かせてお客様にご覧にいれることも、我々バラ会の役割だと思います。

ブログ担当も二年ほど前に、「ガブリエル」を5鉢くらい購入して出品してみようと思ったこともあったのですが、寸前で己の庭の狭さを思い出し断念しました・・・誰かやってみませんか?アレンジにしても房咲き種目に出しても見事だと思いますよ。


 左の「ストロベリーフリル」というバラは、栽培者さまのお庭で出た枝変わりを、このように名付けて楽しまれているそうです。(元の品種名は失念いたしました)

 右は「シュネーヴィッチェン」。「アイスバーグ」の方が一般的な名前でしょうか。殿堂入りしている品種です。
当会のベテラン達がお世話になった伊藤克三先生は、「ヴィルゴ」と「ミシェル・メイアン」を愛培したそうですが(「ビルゴ礼賛」「メイアン讃歌」という著書があります)、晩年はこのシュネーヴィッチェンもこよなく愛したそうです。
だからという訳でもないでしょうが、バラを始めた方にお勧めする品種として、未だにこのバラが選ばれることも多いようです。

 

 コルデスのバラはウェブサイトに黒星病(黒点病)とうどんこ病に対する抵抗性が記載されています。

http://www.kordes-rosen.com/plant-o-fix

上記からお目当てのバラをクリックしてみてください。
黒星病(黒点病)が「black spot」うどんこ病「mildew」で最高四つ星で表記されます。
ちなみにシュネーヴィッチェン(アイスバーグ)は、黒点病1、うどんこ病2でかなり弱い品種とされています。(育てやすいとは思うのですが)

www.kordes-rosen.com

 

 近年ハイブリッドティーなのに病気に異常に強いと、一部で話題になっているウェディングベルズは、黒点病4・うどんこ病3です。

www.kordes-rosen.com

接ぎ木苗

 接ぎ木講習会に参加した会員の皆様、12月に接ぎ木した苗の調子はどうでしょうか?

ブログ担当のところは、何故か台木自体がお亡くなりになっている確率が高く、歩留まりが悪いです。日ごろの行いでしょうか?

 

 もう台木の上部を切断して、外に出しておられると思いますが、今週はかなり寒いようです。少し守ってあげたほうが良いかもしれません。

 

f:id:kansairose:20170206230346j:plain

 

 汚い写真で恐縮ですが、ブログ担当のところの苗はこんな感じでベランダに放りだされています。ベランダですので雨がかかりませんし、今のところ風も強く当たらないので大丈夫でしたが、今週は衣装ケースの中に入れて保護しています。昼は蓋をあけて太陽にあて、夜は少しだけ隙間をあけて蓋をし保温しています。

他、夜間だけ玄関に取り込む、発泡スチロールに入れる、ホームセンターで売っている簡易ハウスを使うなどの方法があります。ただしあまり狭いところで閉めきると湿度が上がりすぎて、べと病等を誘発しますのでお気を付け下さい。

 

 講習会でお配りした資料に管理のことも詳しく(?)書いてあるので、慣れてない方はもう一度おさらいして下さい。

講習会を行いました

 本日はあいにくの雨模様でしたが、長居公園 長居植物園内、花と緑と自然の情報センターにて講習会を実施いたしました。

 

 メインテーマは剪定でした。12月にも行いましたが、おさらいも兼ねて、今回も実際に実物を切りました。分かりやすく説明出来たでしょうか?

 

 2月のバラ作業はそれほど多くないですが、12月・1月の冬作業がまだ終わっていない方は早めに済ませていただければと思います。

 

 次回講習日は4月2日です。芽かき・強風対策・病害虫防除・施肥・灌水・花の仕上げ等、盛りだくさんの内容となると思われます。

 

 なお5月12日、13日、14日が我々のバラ展「大阪ばら祭 2017」です(花博記念公園 咲くやこの花館にて)。非会員の方でも「一般・新人の部」に出品可能です。今から少し手をかけて綺麗に咲いたバラを出品してみませんか?まだ出品したことの会員様!人様に見ていただくことが上達の一番の早道です。誰でも初めは恥ずかしいものですが、是非一度出品してみて下さい。

 当ブログでも、競技種目を決まり次第アップしていきます(競技種目を少し変更するようです)。また競技種目の説明や花の持参方法などもアップする予定ですので、時々覗いてみて下さい。