関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

昼前から雨…事務作業中

昼前から雨が降り始めました。

春のばら展「大阪ばら祭2024」まで、残り2ヶ月を切りました。

コンテスト日程はすでに出来上がっています。

「大阪ばら祭2024」コンテスト日程

会員様各位には、改めて4月初旬に咲くやこの花館の入場券と併せて発送する予定です。

しばらくお待ちください。

ただ、スポンサー企業様への賞品依頼の書類を作成する時間がなくて少々焦っていました。

しかしこの雨を幸いとばかりに昼過ぎから作成作業に取り掛かり、先ほど仕上げました。

スポンサー企業様への依頼書類

 

午前中の早い時間帯には陽が射すタイミングもありました。

昨日は「ベーサルシュートか?」と期待したものの、結局は台芽だったという残念な例を御覧いただきました。

今日は正真正銘の「ベーサルシュート風」の芽を御覧下さい。

そどおり姫①

黄色の円内に近づくと、

そどおり姫②

クラウン(株元)の中心から10㎝程離れた場所から、地下を通って「ベーサルシュート風」の枝が出てきました。

しかし、3月3日の記事でも書きましたが、春先に発生するこんな「ベーサルシュート風」の芽は、「こけおどし」「見掛け倒し」に終わることが普通で、立派なベーサルシュートになることは期待できません。

せいぜい鉛筆程度の太さの弱いシュートにしかならず、1年限りで根元から切り落とすことが普通です。

ただ、この「ベーサルシュート風」の枝が「呼び水」になって、この枝の生え際から本物のシュートが5月以降に発生することもありますので、今すぐに切り落とすことはせず、しばらくは経過を観察します。

また、同様に「ベーサルシュート風」の芽が出た地植えの「レディー サワ」ですが、

レディー サワ①

黄色の円内に近づいて見ると、

レディー サワ②

……!!! あれ?!

今朝、撮影した時には全く気がつかなかったのですが、この写真を見て、大変なモノを発見してしまいましたっ!!!

お分かりですか?

上の画像を拡大します。

レディー サワのアブラムシ

アブラムシが3匹、写り込んでいます!

左にグリーンの大と小、右は黒いヤツです。

写真でヤツらを発見して、慌ててピンセットを持って退治に出たのですが、8時間以上も同じ場所に居るはずはなく、しかも未展開の葉の中に雨がたっぷりと溜まっていて、ヤツらの姿を確認できませんでした。

雨が上がって葉が乾いてから、スプレー式の殺虫剤を散布することにします。

それにしても、早くも害虫発生!!!

昨年は3月の最終週から定期薬剤散布を開始しました。

定期薬剤散布を始めました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

今年は3月中に2回の定期薬剤散布が必要なのでしょうか?……ならば次の週末には今年初の散布ということになりますが。。。

 

一方、10年以上経過した超古枝で無理やり剪定をした「武州」の芽は、

超古枝で剪定した「武州

これは2月の春花剪定に先立ち、昨年の12月下旬、ツルばらの誘引をしたタイミングで剪ってありました。

これに対し、2月10日~12日の春花剪定の時に、やはり10年程度経過した古枝を無理やり剪定した「手児奈」は、

古枝を剪定した「手児奈」

「手児奈」の芽①

「手児奈」の芽②

剪定から約40日が経過して、ようやく芽が動き始めました。

「二毎芽(にまいめ)剪定」「三芽(みめ)麗しく剪定」をしている鉢植えの「手児奈」には、毎年必ず2~3本のベーサルシュートが発生します。

しかし、教科書通りの剪定を実施している地植えの「手児奈」には、(我が家では)なかなかベーサルシュートが出ません。

この古枝も1mを超す高さになっていましたので、この2月に思い切って低い位置をノコギリでガリガリやった次第です。

年々樹高が高くなってお困りの節は「ダメ元」覚悟でバッサリと低く剪る……という選択肢も「有り」の実例です。

ただし実行なさる際には、是非とも「自己責任」でお願いいたします。

 

雨が上がれば階段に置いてある鉢植えに灌水する予定でしたが、現在午後4時過ぎ……まだ雨が降り続いています。

今日は彼岸の入り、この時期に鉢植えには7~10日に1度の灌水が必要です。

まあ、今週は水曜日が祝日ですので、そのタイミングの水遣りでもエエか……と思いながら雨空を見上げています。

芽の整理を始めました

春本番を思わせる晴天の一日。

午前中に町内会の役員会があったため、ばらの作業は中途半端に終わりました。

 

この2日ほどの温かさで、ツルばらの芽はグンと伸びました。

3月16日 ドンファン

左の株がドンファンです。

近づきますと、

3月16日 ドンファン

3月16日 ドンファン

また、

3月16日 荒城の月+つるデンティベス

左が荒城の月、右がつるデンティベスですが、枝は交錯しています。

近くで見ると、

3月16日 荒城の月

3月16日 つるデンティベス①

このデンティベスをよく見ると、

3月16日 つるデンティベス②

黄色の円内は、

3月16日 つるデンティベス③

早くも蕾を発見!

しかしこれは5枚葉が3、4段しかなく「奇形」に類するもの。

正式な「開花宣言」をする時には、この蕾はカウントしない方が良いでしょう。

 

先々週来、地植え株の地際に「ベーサルシュート風」の芽が出ているものを、何株か御覧いただきました。

その中で、樹齢40年近いコンフィダンスの芽について、先週「台芽ではないか?」と書きましたが……

樹齢約40年の「コンフィダンス」

黄色の円内が問題の新芽ですが、近づくと、

古株の台芽①

展開した小葉は「7枚葉」です。

残念ながらこれで「台芽」であることが判明しましたので、迷わずに切除しました。

古株の台芽②

芽を切るだけではなく、生え際をえぐるように樹皮の部分まで深く削ぎ落し、「台芽の元凶」を退治します。

削ぎ落した台芽を改めて眺めると、

古株の台芽③

太くて立派な、しかもきれいな緑色の芽でした。

 

コンテスト用のHT種も芽の動きは活発です。

HT種の芽の整理①

健全な芽の多くは、この画像のように3つの芽が伸び始めているはずです。

長いステムに大きな花を咲かせるために、真ん中の芽(主芽)を残し、左右の芽(副芽)は取り除きます。

HT種の芽の整理②

中には何らかの「事故」のため、主芽が伸びないものもあります。

HT種の芽の整理③

近づいて見ると、

HT種の芽の整理④

主芽は寒さの影響でしょうか?イジけています。

(右の)副芽を1つだけ残して、その成長に期待する……というやり方も考えられますが、何らかの「事故」があった芽には、コンテストレベルの花は期待できない……これは30数年の経験から断言できます。

で、迷わず、

HT種の芽の整理⑤

HT種の芽の整理⑥

1段切り下げて、健全な芽に期待します。

 

同様に、

HT種の芽の整理⑦

上部の期待していた芽(黄色円内)が動いていません。

さっさと見切りをつけて、赤色の直線でカットします。

HT種の芽の整理⑧

 

さらに、「節(ふし)」で剪定したものは、多くの芽が伸び始めています。

「節」の芽の整理①

芽の勢いと方向を考えて、1~2芽を残して、他は掻き取ります。

「節」の芽の整理②

「節」の芽の整理③

「節」の芽の整理④

こんな「芽の整理」は、ガーデンで多くの花を咲かせて楽しむ……という主義の皆様には不要かもしれません。

しかし、コンテスト派はもちろんですが、多少なりとも立派な花を咲かせて切り花で楽しんだり、ご近所にお配りになるという場合は、出来れば実行なさるのが良い作業だと思います。

2日分の仕事をしました

朝は気温が下がりましたが、午前も午後も安定した青空の一日でした。

昨日は病院巡りや魚料理に時間を費やし、ばらを放ったらかしにした分、今日は1日中ばらと戯れていました。

 

まずは自家製の新苗たち。

自家製接ぎ木苗①

ずらっと並べて灌水代わりに薄い液肥を与えました。

今日はハイポネックスの1000倍液です。

接ぎ木苗の液肥

その後、風が比較的弱かったので、衣装ケースに入れた状態で6時間ほど外に置き、外気+直射日光+微風に慣れさせる「トレーニング」をしました。

自家製接ぎ木苗②

自家製接ぎ木苗③

戸外で直射日光を浴び、衣装ケースの中は21℃になりました。

自家製接ぎ木苗⑤

6時間後にはちょっと葉が垂れている「根性無し」も居ましたが、まあ概してトレーニングに耐えてくれました。

 

続いて、地植え株に農竹(タキロン)を差し込み、枝の固定を行いました。

農竹

枝の固定①

長い農竹に見えますが、我が家の自慢は、30数年前に植え床を1m掘り、底に孟宗竹を敷き詰めてあること。

地面は今でも柔らかです。

この農竹も木槌で軽く打ち込むと、簡単に1m分地中に入ります。

枝の固定②

棕櫚縄(しゅろなわ)で結んで、枝が揺れないようにします。

枝の固定③

主だった枝を固定することで、株自体が安定し、4月以降伸びるステムが途中で歪(ゆが)むことが無くなります。

かつ、台風が襲来した時にも慌てて株の固定をしなくても済みます。

ただし1つ注意することは、農竹の長さです。

枝の固定④

これでお分かりでしょうか?

農竹の先端は、固定した枝の先端より低い位置にあることが大切です。

農竹の先端が固定した枝よりも高い位置にあると、4月以降に伸びるステムが農竹と接触する恐れがあります。

ステムそのものが農竹と衝突しなくても、葉が農竹に触れることによって、葉に傷がつきます。

葉に傷跡があると、コンテストでは大きな減点対象になってしまいます。

……あ、コンテスト派に対する注意事項でした。

ガーデンで楽しむ場合は、農竹の長さはあまり気にしなくても良いですね。

ただ、背が高くなる品種は今のうちに農竹で固定しておくことをお勧めします。

我が家では、シーアブリスは農竹で雁字搦(がんじがら)めです。

枝の固定(シーアブリス)①

枝の固定(シーアブリス)②

この株は8本の農竹で固定しています。

 

そして最後に、鉢を定位置に置きました。

移動前①

移動後①

移動前②

移動後②

移動前③

移動後③

移動後④

移動後⑤

5月の花の準備が少しずつ進んでいます。

寒い週末です

家の北側、あまり陽当たりの良くない場所に植わっているツバキが12月以降ずっと咲き続けていますが、そろそろ最終盤を迎えています。

3月9日 ツバキ

三寒四温」というのは本来は中国大陸北部の冬の気候を言い表した四文字熟語ですが、所変わればということで、日本の孟春……この1週間はまさに「三寒四温」。

今日はその「三寒」の底だったようです。

 

南向きの縁側に置いてある「新苗収納」の衣装ケース。

自家製接ぎ木苗①

カーテンで50%程度遮光すると、10℃に達しない気温です。

これだけ遮光していても、

自家製接ぎ木苗②

自家製接ぎ木苗③

品種によっては葉が日焼けして縮れています。

コンテスト出品を狙うステムであれば、こんな「葉焼け」は致命傷になります。

新苗を販売する業者さんでも商品価値に影響するでしょう。

しかし自家製の新苗は、これ以外の多くの葉が健全であれば、全く問題なし。。。気楽です。

自家製接ぎ木苗④

ご覧の通り、素人の接ぎ木とは言え、概ね順調です。

昨年の大晦日に接ぎ木した30数株のうち、失敗したのはパラフィン コーティングを失念した「うらら」1株だけ。

2日分のお遊び……いろいろ - 関西ばら会 (hateblo.jp)

それ以外は活着しています(例年は100%の活着率を自慢していたのですが、今年はちょっと悔しい1株を出してしまいました)。

ただし成長の勢いには強弱があります。

その原因は、接ぎ木技術の巧拙、穂木の芽の良否、台木自体の勢いの強弱、穂木と台木との相性……様々な要素が絡み合っているのだとは思いますが、その原因を究明しようとは思いません(と言うか、追究したところで原因はわからないと思います)。

大切なのは「結果」のみ……勢いの良い株(=期待の新人)を立派に育て上げコンテストにデビューさせる。。。これしか考えていません。

 

さて、接ぎ木苗以外の庭の様子です。

3月9日 ツルばらの芽①

3月9日 ツルばらの芽②

3月9日 ツルばらの芽③

平日は朝7時前には出勤し、帰宅するのは午後7時頃ですので、明るい時間帯にばらを観察することができません。

1週間ぶりに芽の様子を見ると、その成長ぶりに驚きます。

 

先週、草むしりをして「ベーサルシュート風」の芽をいくつか発見しました。

除草できました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

草が無くなり陽に当たりましたので、芽に赤色が乗りました。

3月9日 レディー サワ①

3月9日 レディー サワ②

3月9日 そどおり姫①

3月9日 そどおり姫②

ただし、もう1株、樹齢40年に近い超古株の「コンフィダンス」は「残念な結果」になりそうです。

3月9日 超古株の「コンフィダンス」①

3月9日 超古株の「コンフィダンス」②

何が「残念」なのか、お分かりでしょうか?

上の2例のように芽が赤くなっていません、緑色のままです!……証拠1

その上、「葉が小さい」!!……証拠2

たぶん来週になればもっと決定的な「証拠3」が見られると思います。

その「証拠3」とは、「小葉が7枚葉」!!!

つまり、これは「台芽」ですわ。。。

来週、展開した小葉が7枚であることを確認して、えぐり取ることになると思います。

 

今日は午前中に整体、昼過ぎに歯科医院、その帰りに魚の棚市場(明石の人間は「うをんたな」と呼びます)で「魚釣り」という1日でしたので、ばらの作業はしていません。

明日、1週間分の作業をする予定です。

 

除草できました

夕方から冷たい西風が吹き始めましたが、日中は気持ちの良い青空が広がりました。

3月3日 朝

午前中に町内会の役員会がありましたが、早朝+午後の時間で地植え株の足元の雑草をむしることができました。

3月3日 除草前①

3月3日 除草後①

3月3日 除草前②

3月3日 除草後②

3月3日 除草前③

3月3日 除草後③

3月3日 除草前④

3月3日 除草後④

足元の雑草が無くなり、クラウン(株元)部分が見えるようになると、ベーサルシュートのような芽が出ている株が見つかります。

3月3日 レディーサワ

一昨年の12月に、樹勢の衰えた樹齢30年以上の「武州」を引き抜き、後釜として鉢植えを地に下した株です。

嫌地が出ないようにと植穴を大きく掘り、充分に新しい土を入れたのですが、周りの先輩たちが大株ゆえ彼女には日当たりが悪いのか、昨年はベーサルシュートが出ませんでした。

しかし、黄色の円内を見ると、

3月3日 レディーサワの新芽

ベーサルシュート風の新芽が伸び始めています。

また、樹齢40年近い超古株のコンフィダンスですが、

3月3日 超古株のコンフィダンス

株の右半分はすでに株元から朽ち果てています。

しかし、黄色円内を見ると、

3月3日 超古株のコンフィダンスの新芽

根の地際からベーサルシュート風の芽が出ています。

またさらに、こんなパターンもありました。

3月3日 そどおり姫

これも樹齢40年近い超古株です。

除草をしている最中に、思わず雑草かと思って引き抜きそうになったのですが、

3月3日 そどおり姫の新芽

大昔に切り落とした枝の下から出た新芽が、地下を通って顔を出していました。

以上3例、思わず「ベーサルシュート発生!!」と初心者の頃は大喜びでした。

しかし長年の経験から、春先のこのタイプの「ベーサルシュート風の芽」はあまり期待できないことを思い知らされています。

「こけおどし」「見掛け倒し」に終わることが普通で、立派なベーサルシュートになることは残念ながらありません。

とは言っても、折り取る必要もありませんので、様子を見守るのが良いと思います。

一方、10年以上経過した古枝の「節(ふし)」で剪定した「武州」は、

3月3日 古い「節(ふし)」で剪定した「武州

2芽がしっかりと伸び始めています。

この芽は「途中シュート」の扱いをして8月までは花を咲かせずにピンチを3~4回繰り返し、9月の剪定で2段目の上部または3段目の下部で剪って秋花を咲かせると「コンテストレベル」の立派な花が期待できます。

さらに二毎芽(にまいめ)剪定をした鉢植えでは、

3月3日 鉢植え「ビクターボーグ」

2年前のシュートを切り落としたクラウン部分から3芽が伸び始めています。

これを全部伸ばすとそれぞれが細い枝にしかならず「共倒れ」になりますので、あと2週間ほど芽の勢いを観察し、勢いの強い1芽だけ残して残りは掻き取ります。

 

雑草を取り除いて芽を発見するのは嬉しいのですが、嫌なものも目に入ります。

3月3日 株元のカイガラムシ

冬期に発見できなかったカイガラムシです。

もちろん、

マシン油乳剤

3月3日 カイガラムシ退治

マシン油乳剤30~40倍を刷毛(はけ)で塗布して退治します。

 

芽が伸び始めていますので、鉢植えには10日~2週間に1度の灌水が必要な時期になっています。

今日の作業の最後に、冷たい西風が吹き始めた中で鉢植えに灌水をしました。

 

来週末は地植えの枝を農竹(タキロン)で固定したり、鉢を所定の場所に移動するなどの作業を予定しています。

3月になりましたが…寒い

間もなく二十四節気啓蟄になります。

しかし今日は晴天でしたが、気温は上がりませんでした。

でも、ツルばらの芽は勢いよく伸びています。

3月2日 ツルばらの芽(つるデンティベス)

3月2日 ツルばらの芽(つるデンティベス)

3月2日 ツルばらの芽ドンファン

3月2日 ツルばらの芽ドンファン

しばしばご覧いただいているドンファンですが、この数年の同時期の画像を探してみました。

まずは4年前、2月29日の画像です。

2020年2月29日

前の閏年(うるうどし)ですが、あまり芽が伸びていません。

コロナウィルス流行のため、春のばら展が中止になった年です。

4月29日にマダムヒデが開花し、5月3日には、

2020年5月3日

右のバケツには、右から「魅惑」「ダブルディライト」「高雄」「マダムヒデ」が、左のバケツには「荒城の月」が向こう向きに写っています。

3年前は3月10日の様子。

2021年3月10日

この年は、4月24日に「高雄」が開花し、

2021年4月24日

ゴールデンウィークに入るころには、

2021年4月28日

懸崖作りの「荒城の月」が咲き始めています。

2年前、2022年の3月12日の「ドンファン」。

2022年3月12日

この年は、4月26日に「マダムヒデ」が開花しています。

2022年4月26日 マダムヒデ

同じ日の、

2022年4月26日

こんな感じの蕾たちが、翌日には切り花になっています。

2022年4月27日

左から「パパメイアン(2輪)」「高雄」「モンシェリ」「高雄」と写っています。

去年は3月11日の「ドンファン」です。

2023年3月11日

その4月24日には、

2023年4月24日 マダムヒデ

「マダムヒデ」が早くもほころび始め、

2023年4月29日 高雄

29日には「高雄」が見ごろを迎え、

2023年5月3日

ゴールデンウィーク後半には様々な品種が開花しています。

今年のツルばらの芽の動きは、この数年に比べても早いようです。

してみれば、今年はゴールデンウィークに入る前から開花するでしょう。

ばら展が開催される5月10日~12日は、恐らく開花も後半戦になっていると思われます。

 

さて、我が家の今日の様子に戻ります。

自作の接ぎ木苗たちは、

3月2日 接ぎ木苗①

3月2日 接ぎ木苗②

それほど高い気温にはなっていませんが、順調にステムが伸びています。
成長の早いものは、

3月2日 接ぎ木苗③

黄色の円内を見ると、

3月2日 接ぎ木苗④

蕾が見え始めました。

4月になってホームセンターなどに並ぶ「春苗」はこの蕾の花を咲かせ、ばらの育て方に詳しくない人々の購買心を煽(あお)ります。

蕾を咲かせることは、確かに品種間違いがないかどうかの確認にはなりますが、接ぎ木後3~4ケ月しか経過していない幼い苗にとっては、開花=体力の消耗になり、成長が滞ってしまいます。

接いだばかりの苗の蕾は、決して咲かせてはいけません。

自作苗のメリットは、そんな無駄な体力消耗を回避できることです。

迷わずに一番上の5枚葉の上でピンチします。

3月2日 接ぎ木苗⑤(蕾のピンチ)

3月2日 接ぎ木苗⑥(蕾のピンチ)

3月2日 接ぎ木苗⑦(蕾のピンチ)

今日はこんな感じで、数株の蕾をピンチしつつ全ての苗を外に出し、1時間ほど外気に触れさせました。

3月2日 接ぎ木苗⑧

その間に、例によって灌水。

今週は薄い液肥(トップドレッシング1000倍)を与えました。

3月2日 接ぎ木苗⑨(灌水代わりの液肥

 

地植え株の足元に茂った雑草をむしりたいのですが、今年は町内会の役員を務める順番が回ってきており、明日は午前中にその役員会があります。

果たしてどこまで庭作業ができますやら。。。

寒い雨の日曜でした

夜中に降り始めた雨は、昼前に小降りになりましたが、薄ら寒い一日です。

今日は夕方からちょいと出掛ける予定がありますので、早め(15時過ぎ)にブログを書いています。

 

南向きの縁側に置いてある自家製の接ぎ木苗。

2月25日 自家製接ぎ木苗①

昨日は防虫ネット張りの作業に夢中になっていて、縁側のカーテンをうっかり開けたままにしておりました。

昼食時にふと気づくと、温度計は37℃……多くの葉が萎れていましたので「やっちまったぁ」と思いましたが、サッシ窓を開けてカーテンで遮光すると1時間程度でシャキッとしてくれました。

今日は気温も低く雨降りで萎れる心配もありませんので、2時間ほど庭に出して外気に触れさせ、且つ灌水もしておきました。

2月25日 自家製接ぎ木苗②

この接ぎ木苗たちには、2月になってから週に1回の灌水をしていますが、2週間に1回は薄い液肥ハイポネックス1000倍など)を与えます。

(今日は水だけでしたが、家内さま自慢の浄水器の水を与えました。)

勢い良く伸びている株は、すでに5枚葉が6段ほどになっています。

2月25日 自家製接ぎ木苗③

5枚葉が5段ほどで上部をピンチする人が多いようですが、私は小さな蕾が見えるまで放置します。

なぜならば、私の接ぎ木は穂木として「節(ふし)」の部分を使っているために伸びる枝数が多く、その枝1本1本をピンチするのが面倒くさいから……といったグータラな理由からです。

枝の先にゴマ粒ほどの小さな蕾が乗った段階で一番上の5枚葉の所を爪で折り取ると、結果的に5枚葉5~7段でピンチしたことになります。

こんな成長の早い株のビニールポットの底を見ると、

2月25日 自家製接ぎ木苗④

2月25日 自家製接ぎ木苗⑤

すでに白根が見え始めています。

鉢替えにはまだ早いのですが、順調な生育ぶりを見るとワクワクします。

で、実験(と言うか、ブログでご紹介するため)に苦手な芽接ぎをした株も、

2月25日 芽接ぎ苗①

5枚葉が4段まで展開し、5段目の5枚葉が開き始めています。

この芽接ぎ苗の、芽を貼り付けた部分(上の画像の裏側ですが)をよ~~く見ると、

2月25日 芽接ぎ苗②

わかりにくいかもしれませんが、黄色の円内にクリーム色の部分が見えます。

芽を貼り付けた底(あごの底)にカルス(癒合組織)ができているようです。

この「張り芽接ぎ(フォッケルト改良法)」の手順は、

接ぎ木の手順 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

の後半をご覧ください。

 

芽接ぎ(T字接ぎ)をして高さ120㎝のスタンダード作りにしたものは、

2月25日 スタンダード作り①

左の株の芽の状態はこう なっています。

2月25日 スタンダード作り②

先週2月17日は、こんな 状態でした。

2月17日 スタンダード作り

それにしても、

2月25日 雑草①

2月25日 雑草②

2月25日 雑草③

2月25日 雑草④

わんさかと雑草が茂っています。

今日、天気が良ければ草むしりをしたはずですが、雨のため来週末の仕事になりました。

明日からは天気が回復するものの気温は低め……

先週は夏日になった地域もあるというのに、今日のこの寒さ。

「春は気温差が大きいのが普通」とはいうものの「ちょっと度が過ぎてはいませんか?」と思う近年の気候。

今年の夏は昨年にも増して暑くなりそうだというニュースも目にしました。

ばらさん達にも「覚悟をしておけよ」と言い聞かせつつ、自家製接ぎ木苗に37℃を体験させた3連休でした。

ネット張り完了

例年ならば3月10日前後に行う防虫ネット張りですが、今年は例年よりも芽の動きが早いため、本日ネット張りの作業を終えました。

昨日は、

2月23日 ネット張り前①

2月23日 ネット張り前②

2月23日 ネット張り前③

こんな感じだったのですが、本日夕方には、

2月24日 ネット張り完了①

2月24日 ネット張り完了②

2月24日 ネット張り完了③

地植え株は春花剪定後まだ2週間弱ですが、それでも多くの芽が5㎜~1cmも伸びています。

その「ばら藪(やぶ)」の中に足を踏み入れてネットを被せるため、オヤヂの体やネットの裾などに触れて、毎年10芽程度は犠牲が出ます。

今日も例年通り、いやそれ以上に犠牲者(犠牲芽?)が出ました。

年齢の所為で思ったより足が上がっておらずに枝を蹴飛ばしたり、注意散漫になっているために後退り(あとずさり)した所に枝が有ったり……と、わーわー言いながらの作業。

春花剪定と同時にネットも張ればよいのですが、それではちょっと早すぎるような気がして、毎年、芽が動き始めてからの作業になっています。

まあそれでもHT種の犠牲者は10芽程度で済みます。

ごっそりと芽が飛ぶのはツルばらです。

ネット張り後のツルばら

どうしてもネットに包まれてしまうツル枝があるため、1枝で20輪分ほどの芽が犠牲になることも珍しくありません。

まあそれはそれで仕方がないことと諦めています。

そもそもこのネット張りを始めたのは、我が家の玄関先の顔であるスタンダード作りの「マーガレット メリル」をブイブイ(カナブン類)から守るためでした。

スタンダード作り「マーガレット メリル」(先代さん)

白色+芳香種+背が高い……という「三重苦」を背負っているために、真っ先にブイブイがやって来ます。

ネットが無ければ我が家の顔は「ブイブイの餌」になってしまいます。

現在の「ブイブイの餌」は懸崖作りの「荒城の月」が、その役割を引き継いでくれています。

懸崖作り「荒城の月」

ブイブイに喰われた「荒城の月」

食事中のブイブイども

……可哀想ですが、ツルばらに防虫ネットを張ることは出来ません。

我が家の顔のスタンダード作りの「マーガレット メリル」も現在は2代目です。

2021年の9月23日に芽接ぎを行い、

秋分の日 お遊び - 関西ばら会 (hateblo.jp)

翌年2022年11月20日に地植えしたもの。

枯れたスタンダードの植え替え - 関西ばら会 (hateblo.jp)

それが昨年2023年の5月にはそれなりの花を咲かせています。

スタンダード作り「マーガレット メリル」(2代目)

彼女を守るためのネットというわけで、

2月24日 スタンダード作り「マーガレット メリル」

何となく満足げな顔をしているように見えます。

 

それはともかく、完成した防虫ネットを2階のベランダから見下ろしていると、

2月24日 ネット張り完了④

やがて、お日様は家島諸島に沈んでいきました。

2月24日 夕陽

夕陽のすぐ左側に見えている島が小豆島です。

今夜はまた湿布薬をた~~くさん貼ります。

明日は雨、関西ばら会の春のばら展「大阪ばら祭2024」の事務的な作業で1日がつぶれそうです。

白花沈丁花1輪

3連休の初日。

朝方までやや強い雨が降り続いていましたが、9時前には上がりました。

とは言え、薄ら寒い曇り空が続き、夕方になってやっとお日様が顔を見せました。

沈丁花

冬の間は陽だまりに移動できるようにと鉢植えにした白花沈丁花

今はツルばら(ドンファン)の根元に鎮座しています。

沈丁花

随分つぼみが膨らんできたなぁ……と思って見ていると、

沈丁花

1輪だけ咲いているのを見つけました。

実は、①の画像の左下2房目に写っています。

 

一方、スタンダード作りのマーガレットメリルを埋めるように伸びた柊南天ヒイラギナンテン)はすでに盛りを過ぎた花も交じっています。

南天

南天

南天

沈丁花も柊南天も良い香りを漂わせています。

彼女ら?の香りは心にも鼻にも快いのですが、何度も申し上げるように、私はバラ科の花粉症のため、梅の香りだけはダメ……

しかし、その梅も開花の盛期が過ぎた様子。。。この1週間はクシャミ・鼻水が少なくなりました。

世間様に杉の花粉症が蔓延する3月になれば、私のバラ科(特に梅)の花粉症は消えます。。。もう一息です。

 

自家製の接ぎ木苗はこの1週間で茎の伸び方に勢いがつきました。

自家製接ぎ木苗①

自家製接ぎ木苗②

自家製接ぎ木苗③

昨年大晦日の接ぎ木作業直後から衣装ケースに入れて、ある程度保温した苗はやはり成長が旺盛で、すでに衣装ケースの蓋(ふた)ができない高さになっています。

一方「定員オーバー」で衣装ケースに入れなかった連中は、

自家製接ぎ木苗④

成長は遅れていますが、着実に葉が展開を始めています。

 

また2月17日の記事では、

2月17日 トゲナシノイバラ

こんな程度だったトゲナシノイバラの芽は1週間で、

2月23日 トゲナシノイバラ

あちこちから発芽を始めました。

また同様に、10年以上経過した「節(ふし)」で無理やり剪定した「武州」ですが、1週間前は、

2月17日 武州

これが、

2月23日 武州

こうなって、おまけに、

2月23日 武州

2芽が伸び始めています。

 

二十四節気の「雨水」も過ぎて、注意深くばらさんたちの姿を観察すると、春花の準備をしっかりと開始しています。

で、人間様も春花に向けて準備を始めなければ……というわけで、

防虫ネット張り準備①

防虫ネット張り準備②

新調した防虫ネットを張る作業に取り掛かりました。

ただし今日は家内さまが出掛けていらっしゃいましたので、オヤヂ一人では本格的な作業ができず、明日に順延。

日曜日は朝から雨の予報になっていますので、明日1日で何としても張り終わらなければなりません。

明日、「ネット張り完了」のお知らせができれば嬉しいのですが……

フレームの修理が終わりました

昨日の記事で、Instagram の復活、及び Facebook の開設をお知らせいたしました。

その際、Facebook のアドレスを貼り付けることのできないパソコン下手の醜態を晒(さら)しました。

早速にSNS系担当のKさん(というか、しばしばコメントを頂戴する KUROKAWA さんですが)からアシストしていただきました。

当関西ばら会の Facebook は、

https://www.facebook.com/kansai.rose.society

ということですので、よろしくお願いいたします。

 

さて、昨年8月15日に台風7号の直撃を受け、

台風直撃でした - 関西ばら会 (hateblo.jp)

ひどく傷んでいた防虫ネットのフレームを、今朝から修理・補強いたしました。

修理前①

修理前②

修理前③

修理の道具は主に棕櫚(しゅろ)縄と「ゴムスビー」です。

修理道具

階段用の長い脚立を立てたり、不自然な姿勢で農竹を結び付けたりして、午後3時過ぎに何とか修理・補強は終わりました。

修理後①

修理後②

修理後③

修理後④

修理後⑤

修理後⑥

このフレームに例年ならば3月10日前後に防虫ネットを張ります。

2021年は3月10日

ネット張り - 関西ばら会 (hateblo.jp)

2022年は3月12日

防虫ネット張り - 関西ばら会 (hateblo.jp)

2023年も3月12日

防虫ネット張り 完了 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

しかし今年は芽の動きが早いので、今度の3連休(2月23日~25日)のうちに新調したネットを張る作業をするつもりです。

ただ、明日から雨続きの予報、おまけに週の中ごろからは寒気が南下するとか。

風が吹くと作業ができませんので、3連休の天候が心配です。

 

昼前後には小雨が降ったりもしましたが、フレームの作業が終わる頃には綺麗に晴れ渡りました。

作業終了時①

作業終了時②

作業終了時③

作業終了時④

写真でご覧いただけるように、ツルばらの芽は随分動いています。

また接ぎ木苗たちも、

接ぎ木苗①

衣装ケースを置いてある南向きの縁側は陽が当たると35℃以上になりますので、カーテンで遮光したり窓を開けたりして気温調節に気を遣います。

例の芽接ぎをした苗は、

接ぎ木苗②

葉が展開し始めました。

その他、発育の良い苗を見ると、

接ぎ木苗③

円内に近づくと、

接ぎ木苗のカルス①

いつも申し上げる通り、台木の「皮側」にカルス(癒合組織)が発達していることがお分かりいただけると思います。

同様に、

接ぎ木苗④

円内に近づくと、

接ぎ木苗のカルス②

これは我ながら「良い写真が撮れた」と自画自賛しています。

つまり、今年の1月3日の記事。

接ぎ木の手順 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

この中で、接ぎ木(切り接ぎ)の際に大切なこととして、

①教科書では「台木と穂木の形成層を合わせる」ことを強調していますが、それ以前に大切なことは、「穂木を台木の切り込みの底まで(力を入れて)しっかりと差し込むこと」です。活着の第一歩であるカルスは、この「差し込みの底」から発生・成長します。

②接ぎ木の教科書では「台木と穂木の形成層をピッタリと合わせる」と書きつつ、台木の内側と穂木の薄く削いだ側の形成層を合わせる図が描いてあります。しかし、カルスは台木の皮側から発生・成長するわけですから、ピッタリと合わせる形成層は「台木の皮側の形成層と穂木の斜めに切った側の形成層をピッタリと合わせる」ことが重要……これが私の主張です。

と、世間の接ぎ木の教科書にケンカを売っています。

しかし、この「自画自賛の写真」を御覧いただけば、

①カルスは差し込んだ穂木の底から発生・成長する。

②カルスは台木の内側ではなく皮側(外側)=穂木を斜めに切った面から発生・成長する。

この2点が如実に見えている写真だと思う次第です。

 

さて、今日は不自然な格好をして棕櫚縄を結ぶなどの作業をしましたので、明日以降の腰痛・筋肉痛が心配です。

今夜はたっくさんの湿布薬を貼りまくります。